桜のシーズンは京都は大混雑。しかしも少し前ならばゆとりをもって観光できます。
やってきたのは城南宮。曲水の宴で有名な神社です。この辺りは白河上皇や鳥羽上皇の離宮があり院政華やかなりし頃には方違えに使われていた他、いろいろな催しが行われていた場所ですが、一寸法師がお椀の船に乗って着いた場所がこのあたりらしいです。
竹田駅からてくてく歩いて10分くらい。
しだれ梅「おしまい」!
よかった、椿は見頃です。そしてこの時間に間に合ってよかった「梅が枝神楽」を見にいきます。
ここで演るのかな?と思ったら違いました。
今日は雨模様なのですごく人が少ないの。
お神楽を見るのは久しぶりだなあ。巫女様にお祓いしていただきました。
ここは椿でも有名らしいです。古典椿の道へ。
落ち椿もしっとりとした苔の上で美しく。
白河上皇の離宮は光源氏の六条院を意識して造営され、四季それぞれの美しさを愉しめるようになっていたそう。それでこの神社でも源氏物語をテーマにしたお庭やお花が植えてあります。
うわー!これは梅の盛りはさぞや美しいことでしょうね!
このように、ステキな字で丁寧に書かれた説明文を読むのも楽しい。
まだ梅も残っていて、盛りを思わせます。夢のようでしょうねえ。そういえば「スナップはいいけど撮影機材、長時間の場所の占有はだめ」的なことが書いてありました。やっぱりいるのね、夢をぶち壊す人。
枝垂れ系大好き。
自然にこうはならない?でもステキ。
雨に濡れた椿
曲水の宴は4月末にここで行われます。
色っぽい木
斑入りの椿は華やかで光源氏の名に恥じない。
椿の庭の向かい側の別邸はまたちょっと趣が違います。
ものすごい枝ぶりの赤松。
枝垂れ桜はこれから。
もう一回梅のシーズンに来てみたいな。人多いだろうけど…
電車に乗って桃山御陵前。
へええ~私福岡出身なのにこの由来は知らなかったなあ。
御香宮神社の入り口。表門は伏見城大手門を移築したものです。鳥羽伏見の戦いではここが官軍の本陣となり、幕府軍を砲撃しました。
秀吉が伏見城の鬼門封じにこの神社を移築して、徳川家康が元の場所に戻して、官軍が使ったので、菊のご紋、五三の桐、葵のご紋がある珍しい神社です。
表の「門」の中に⛩があって、「開く」
この神社の中にはいろいろな摂社があって桃山天満宮もあるのですが、ここは独立した神社です。やはりいろいろあって移転されたもの。
ここの湧き水は伏見七名水の一つですので、利き酒会が催されていました。楽しそう。
本殿。よーくみると菊のご紋、五三の桐、葵のご紋があります。
この手前に御香水と呼ばれる湧水があって、書道や病気快癒にと信仰をあつめています。
すごい蘇鉄の木。
ちょっと面白い。
伏見だから伏見稲荷もあるよねえ。
利き酒会場の辺りはワイワイいってましたが、この辺りはシーンとおちついた雰囲気でした。
桃が咲いてて、もしかしてこの大木のひこばえなのかな。
どうしてこんな面白い顔をしているのか
今日のお昼はダンナが探したお店「きのわ」さんで。
ドレッシングがめっちゃ美味しい
2階のお座敷に通されました。落ち着く。椅子の方が楽だけど。
ダンナのさけわっぱ
私の京わっぱランチセット。メニューの写真とちょっと違うんだけど…まいっか、美味しいから。結構なボリュームです。
さてお次は藤森神社です。1800年前に神功皇后設立といわれる由緒のある神社で、勝ち運と馬の神様として競馬関係者などから信仰されています。
うっそ近藤勇めっちゃ大胆っちゅうか…
人馬てのがおもしろいな〜。この感じだと昔は馬場だったんだろうか
とうらぶの聖地なのですよ
拝殿の奥に本殿が見えます。
神馬像。
最近手水がきれいでいいな
(`・ω・´)シャキーン!
菖蒲の節句発祥の地なんですって。
なんとなく男性っぽい。
自動販売機も雰囲気をあわせて。
あるいて15分ほどで光明院に到着。
「波心の庭」が有名なのです
なんかすごくデザイン的にステキなところ。
おお~
この苔が青々としてるシーズンはきっと瑞々しい輝きが見られるでしょうが、枯れている時期も静かな趣。
珍しい三角の窓
うん?なんか立ってる
ここの寺院は色々なアーティストの展示をしているそうです
陰影が静かで素敵
あのお縁で清酒松竹梅のCMが撮影されました。
ここに渡哲也さんがねえ…
このお庭を見てどう思ったんだろうか
ちょっと座ってみたりして
アートも映える
けどこれはあんまり…好きじゃないかも
ちょっとぎょっとしちゃう
茶室もあります
この落ち椿は計算されて置かれたもの?
ステキなお庭で長居しちゃった
ちょっと疲れたので甘いものが食べたいの。と、ステキな建物がありました。
おお、立礼式ができるのね。習ってみたいの。
ちょっと肌寒くて、ぜんざいが身体に沁みます。お庭も素敵で、ゆっくりしたい場所です。たぶん隣のお部屋で何かのお教室があって、生徒さんの静かに笑いさざめく声が聞こえるのが心地いい。
カフェの奥様のおじいさまが平井楳仙という画家で、ここは自宅兼アトリエだったそうです。道理でステキな建物ですよねえ。
カフェでまったりしてたら東福寺が閉まってしまった。ま、少し急いだところでそんなに変わらなかっただろうし、来たことはあるから大丈夫。
相変わらず巨大な建築だ。
前にここに来たときは桜の時期だったな。ものすごい人出で大変だった。
ここもものすごい人がいて、きれいだったけど慌ただしかった。
毘沙門天に寄ります。
最近の京都は面白い置物を置くのが流行りなんだろうか
吉祥天(弁財天)がいるのですよ。フランスはコンクのサント・フォア聖堂の聖女フォアの像にちょっと似ています。写真でしか見たことないけど。
ここの手水は盛り盛りですな。
見頃の頃もまた来たいもの。
さて、今日のお宿は丸太町のハイアットプレイス京都。昨年開業したばかりなのでピカピカです。
ロビーに3台カプセル式エスプレッソマシーンがあって、好きな味が選べてとても便利。お部屋に美味しくないドリップコーヒーを置いておくよりずっと効率的です。
ダブルしか空いてなかったんですが、すっごい寝心地良くてくつろげました。シャワーもよくて、ここ気に入ったなあ!
晩ごはんはホテルから歩いてすぐの楽食さんでいただきます。外観撮ったんだけど、ブレブレだった…
メニューを見て適当にオーダーしたら、ちゃんとコース風に組み立てて出してくれます。クラッカーにいぶりがっことクリームチーズの混ぜたのをのせたもの。これが!超美味い!幸先いい!
牛スジ煮。出汁がきいてて何杯でもいける。
私ら夫婦の大好物カキフライ。カウンターに座ったので目の前でマスターがテキパキと揚げてさっと出してくれるのを見るのも楽しいし、地獄のように熱い。たぶんタルタルの中にラッキョウの細かく刻んだものを入れているので、ちょっと変わっててめっちゃ美味しい。
カウンターの向こうでは女子会の皆さんが盛り上がってて、私らの後ろには出張で東京から来た方をもてなす会。両方が常連らしくて、もりもり食べてグイグイ飲んでました。安くて、早くて、ちょっと凝ってて、感じのいいご夫婦がやってるくつろげるお店。近所に欲しいなあ。
シメのお茶漬けは焼きおにぎりのお茶漬け。目の前で焼いて、熱々の出汁をかけてくれます。大満足。
いい気分でホテルに戻り、ロビーで淹れた美味しいコーヒーをお供に城南宮で買った椿餅を食べました。
2日目に続く‼️