散歩好き

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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)

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TOHOシネマズ新宿で「名探偵コナン100万ドルの五稜星(みちしるべ)」を観てきました。

conan-mobile.jp

今作は「紺青の拳」「緋色の弾丸」の永岡智佳監督による三作目ですが、この監督はキメとか見せ方が上手いな。リズム感があって、こちらがこうして欲しいなという場所できちっとキメてくれる印象です。

個人的には平次と和葉の絡みはあまり萌えなくて(「タッチ」「みゆき」的な告白を全然しないタイプの話が苦手ちゅうか、イライラするんですよ)、やはり黒の組織赤井秀一と安室零が出てくれないとわざわざ映画館に観に行くモチベーションが保てないんや〜…とかわがままを言っていたりするのですが、いやいや、コメディ部分とシリアス部分の対比がくっきりしていて面白かったわあ。

 


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…と思えるのは映画オリジナル新キャラにして居合道の達人大学生・福城聖のおかげもあるのかもしれません。イケてる‼️このキャラ今作だけで終わるの勿体無いなあ。紅葉ちゃんと伊織みたいに時々出してもらえるといいなあ。でも展開的に無理かあ。残念だなあ。

平次と和葉を主人公にすると、心をグッと掴まれるような感動の物語(「純黒の悪夢」みたいなの)とか、ものすごい本格的サスペンス(「ベイカー街の亡霊」とか)にはなりにくくて、そこは大きなハンデで、どうやったって部活とか試合とか青春っぽくなっちゃうのです。話が小さくなっちゃう。

その小さな舞台でどう踊るかってのが見せどころになってきますが、今作では舞台を北海道は函館に持ってきて、観光名所を謎解きと絡めながら紹介していく筋立てで、こりゃあ聖地巡礼が楽しそうだなというワクワクもおまけでついてきます。私も函館に20年ほど前に行きましたが、行ったことある場所が出てくるのはなかなかに楽しいものです。うん、函館に聖地巡礼もいいけど、その前にシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズに行かなくては。(「紺青の拳」の舞台)

そして今作の最大の見どころは、「なぜコナンと怪盗キッドがキャラ被りで声優も一緒なのか❓」という謎が解き明かされるという、一体何年コナン見てると思ってんのか知らんが、やっとかい‼️ネタ寝かせたなあ‼️もう熟成しすぎて腐ってるくらいだぞ。画力が拙くてキャラが被ったわけじゃなかったのでした。するってえと、なにかい❓蘭と青子がキャラ被りなのも、コナンとキッドが〇〇○だから好みも似てるってことかい。

ふーーーーーーーーん…なるほどね…30年近くの謎が解けたよ…青山剛昌…あんたすごいね…てか30年近く経ってまだキャラ膨らませるんだね。一体いつまで続くんだろ。

コナンの映画はだいたい30億でしたが、「ゼロの執行人」で90億突破、昨年の「黒鉄の魚影」はなんと138億‼️今作は公開スタートの週末で30億というビッグビジネスなので、そうそう簡単には終わりそうにないのがファンにとっても嬉しいところではあります。なんと言っても、私ら夫婦テレビアニメはほぼ最初から、映画は第2作目からずっと映画館で観てるからねえ。あの頃映画のネット予約というのはできなかったんじゃよ。

というわけで、来年も熟年夫婦はプレミアムシートで鑑賞しますわ。

追記:エンドロールを見ていたら、役名は無くて「池田秀一」の名前が。えっ⁉️どこに出てた⁉️仕方ないなあ〜、もう一回見なきゃかあ❓