散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

画家が見たこども展

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珍しいことに今日は夜に飲み会が入ってダブルヘッダー。ランチ会が解散してから2時間少々時間潰ししなくてはいけないので、待ち合わせ場所の近くの三菱三号館美術館に寄りました。

こういうご時世だしガラガラかと思ったのに、この時間にしてはまあまあ人がいる。でもここにしてはガラガラなんだろうか。シーンとしているし私の着物のシュッシュッという衣擦れの音が響くのでちょっと恥ずかしいの…。

この美術館はいつも面白い展示をしてくれるので嬉しい。今回は「画家が見たこども展」。

mimt.jp

ボナール最近流行ってんのかな。

 

マンガを描く際、自分の好みが絵に投影されるのは普通のことです。例えば青池保子先生は大好きな義兄が自衛隊だったのでガッチリした男性がたくさん出てきますし、桂正和先生はおしりが大好きなんだろうな〜とすぐわかるほどかわいいおしりが作品にたくさん出て来る。「美味しんぼ」の作画の花咲アキラ先生は子供に全く興味がないらしく、身体の頭身が大人と一緒。

ここに展示されている画家はそれぞれ自分の子供だったり、友人の子供だったり様々ですが、共通して言えるのは子供のことを興味深い芸術的効果を表すのにいい対象として見ていると同時に「かーわいーなー💕」と思っているのがダダ漏れていること。

例えばポスターの赤ちゃんはゴッホの世話を焼いてくれていた郵便局員マルセルさんの赤ちゃんですが、私達が一番好きなプリンとしたほっぺた、思わず触りたくなるぷにぷにの二重アゴ、瑞々しい肌。ああ、マルセルにそっくりだね、なんて言いながらスケッチしたんだろうなあと、見てるこちらも笑顔になります。

 

ボナールはこどもも好きだけどネコも好きなの。

 

ヴァロットンの描く子どもはかわいいだけじゃなくて、忖度一切ない感じのクールな描き方。私の持ってたルナールの「にんじん」の挿絵の人でした。ルナールがヴァロットンに挿絵を依頼したんだろうか。すごくぴったりすぎる。

時間潰しのつもりが結構のめり込んで見てしまいました。

 

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喉が渇いたし、まだまだ時間があるのでCafé1892に行きました。いつも混んでて入れなかったので、今日行かなくていつ行くの。


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濃厚プリンとアールグレイ。濃厚なのはカラメルでしたが。


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寛いで過ごせました。


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東京駅近辺の夜景は大きなビルが多いので迫力の美しさですね。

この後の飲み会は異様に盛り上がり、笑いすぎでアイメイクが全部落ちてしまいましたとさ。