大学時代のルームメイトTちゃんとちょっと遠出して甲府の山梨県立美術館で開催中の「ドービニー展」に行ってきました。
ざっくり説明するとドービニはバルビゾン派、お舟をセーヌ川などに浮かべてアトリエにしていた人で、官展の審査員をしてからは積極的に印象派の若い画家を評価していました。ゴッホが描いた「ドービニーの庭」はこの人のお庭です。ゴッホ美術館にありましたが、広島の美術館にもあるそうです。
この美術館はミレーのコレクションでも有名で、こう言っては大変失礼ですが、この規模の美術館にこの点数はすごい。
愛船「ボタン号」でセーヌ川を旅しながら眺めのいい場所を選んで絵を描いて…なんて優雅なんでしょう。彼の本の挿絵に船内で息子と横になっている絵とかがあって、なんだかほっこりします。そのせいか、彼の絵は写実的でありながらどこかほっとするところがあり、こういう絵が家にあればきっとそこは素敵な空間に変身するのだろうなと思わせる魅力をもっています。
撮影OKの場所で。お魚が可愛く生き生きとしています。彼の愛は絵に現れる。
さて、Tちゃんの予約してくれたフレンチ「キャセロール」さんででランチなのです…が、外から見たらなんだか…な感じだったうえ、お客は私たち二人だけ[E:coldsweats02]でも店内に入るとすてきなタピスリーがあったりしてフランスの田舎風のわりといい感じなのです。
ここは高台にあるお店なので、夜景が素敵なんじゃないかな。ここぞっていうときのデートとか。
前菜のサーモンがステキに美しい。ふむ、でも前菜にサーモンってフツーだな、と思いながら食べたらなんとこのソースがものすごく美味しい[E:coldsweats02]生クリーム、ジャガイモ、ガーリック…?
セロリのポタージュ。くさみを感じるほどはセロリは強くないけど、絶妙のセロリの量。濃厚で、あっつあつで、湯気がぶわっと。
ホタテのグリル。これまた絶妙の火の通り具合。中はあったかいんだけど火が通ってない感じです。そいでまたこのクリームソースがダイレクトに舐めたいほど美味しい。
子羊のロースト、マスタードソース。画像がちょっと赤っぽくなっちゃったけどこれがまた程よくレアでしかもくさみはまったくありません。
ブリュレ、抹茶のムース、ブラマンジェ。ブラマンジェはきちんとアーモンドの味がします。ブリュレはあえて焦がしてないとシェフがおっしゃってました。
東京から来たと告げると、シェフが「このお店知ってる?」とショップカードをくれました。見ると「懐鮮食堂」。お、近くだ。何回も行ったと言うととてもうれしそうに、お弟子さんのお店だと。へー、そうなんだ。Tちゃんもぜひ行ってみたいそうなので、今度ふたりで行くことになりました。
しかし美味しかったなあ~。結構ずっしりめのお料理でしたが、たまに食べるフレンチなのでこういうガツンとしたのはいいですね。
さて食後の運動もしなければ。キャセロールからすぐ近くの甲斐善光寺。数年前に来たときは土日だったからワイワイしてましたが、今日は平日なので私たちだけしかいない。
お線香も全然焚かれてなかったので、Tちゃんと2人で1箱買って焚き、お約束の「悪いところに煙をあてる」のをやりました。特に頭、顔、口にたっぷりと。
人がいないというのは寂しいですが、ご胎内巡りもたっぷり時間かけてできたのはよかった。なにせTちゃんは臆病で、真っ暗なところでは足がすくむらしくて、私が先導して右に曲がるだのなんだのと指令を送ったので[E:coldsweats01]
帰りしなにどどどっと駐車場にマイクロバスやら自家用車やらが大挙して押し寄せてきたので、空いていたのではなくて私たちのタイミングがよかっただけの問題だったようです。
信玄神社もすぐ近くなので寄ってみます。
七五三祝いのかたもちらほら。いいねえ、女の子は~。
宝物殿。今日はセッカチのダンナがいないので、ゆっくりと資料を堪能しました。例によって人がいないし、Tちゃんと盛り上がりました。勝頼の奥さん、北条夫人の必勝祈願の願文が泣かせる…
帰りしなに甲府の駅の近くにある甲州夢小路に寄りました。お土産を買ったりアクセサリーを見たりドライフルーツを試食したり、なかなか楽しい複合施設です。本当に駅のちかくなのね。私たちは夕方行ったからいいけど、駐車場がもう少し大きくないと大変じゃないかな?
和cafe黒蜜庵きなこ亭で信玄餅パフェを。パフェって久しぶり~[E:delicious][E:heart04]
決行盛りだくさんだった日帰り女子旅。楽しかったぞ[E:sign01]