散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

久しぶりのジブリ美術館

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着付けのお仲間のおウチに1ヶ月の短期留学でホームステイしているイタリア人女子2人が「ジブリ美術館行きたい❤️」らしいのですが、そんな急に言われてもチケットが取れるわけない。そこで三鷹在住の私を思い出し急遽三鷹市民枠でチケット買えたのはいいけども、買った本人も転売防止のため入場しなきゃいけないという事で、15年ぶりくらいでジブリ美術館行って来ました。チケット買うときも入場するときも免許証等が必要なのね。

入場しなきゃいけないと言っても別にしぶしぶではないので、ミニ映画観るまではアテンドして、あとは自由行動です。ショップ行ってお土産ものを見て(結構買った😅)本も買って、並ぶと文句言うダンナもいないし、ゆっくり椅子に座って並んでカフェ「麦わら帽子」にも入って企画展も観て、と2時間半くらいゆっくり堪能してきました。楽しい。

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こういうのが売っててですね、即買いです。

1972年頃というのでハイジより前ですね。結構企画は進んでいたのに原作者リンドグレーンさんの許可がおりなかったので幻の作品となってしまったのです。返す返すももったいない…ですが当時誰がこのスウェーデンまでロケハンにやってきた日本人がまさか後年ビッグネームになるなんて想像もつかないですよねえ。

かなり後になって今度はリンドグレーンさんのスタッフ側からオファーが逆に来たらしいのですが、今度は宮崎氏が「遅すぎる」と断ってしまいました。一度はボツになった作品ではありますが、その時培われたエッセンスは見たらわかる程度に以降の色々な作品の中に反映されており、今更アニメ化しても「ハイジの二番煎じ」とか「新しい試みが見られない」とかいうよう知らんくせに意地悪なコメがつくことは私でも容易に想像できます。

でもだからこそ、今こそこれを制作して高畑宮崎小田部三氏の原点であり集大成として公開するのは悪くないと思うんですよね〜。ていうか、単純にこのアニメ観たい。この本眺めてると、ピッピが飛び出してくるような躍動感に満ちていて、「出せー‼️」と暴れてるように見えます。同時にそれは三氏の当時の若いエネルギーでもあるのです。俺たちゃやったるゼ‼️的なね。

世界中で大人気の原作だから、世界中の人にアニメで観てもらいたいな。もしやることになったら、天国の高畑さんはさぞかし悔しがることでしょうね。