一条ゆかり展
中学時代からの親友AとGと一緒に弥生美術館で「一条ゆかり展」をみてきました。
一番最初に自分で買ったコミックスはなんだっけ。たぶん一条ゆかり先生の「9月のポピィ」です。私の子供時代は先生の作品がいつも一緒。「砂の城」は最終回ですごい衝撃を受け、同級生なんかは「こんな結末を見るために長い間りぼんを買っていたんじゃないっ[E:crying]」と泣きながら言ってたっけ。
というわけでその中学高校と一緒に過ごした人達と展示を見ていくとそれは私たちのアルバムを見ているようでした。通学のバスの中で一緒に読んだ「有閑倶楽部」、私は読むのが早いので「早くページめくれ〜」とじれったくてしょうがなかったなあ。「ときめきのシルバースター」の展示を見ながら「わたしのすきなもの…アヴィランドのティーセット」とセリフをいったり、楽しいったらありゃしないですわ。
そしてカラー原画の繊細なこと…これってホントに手で描いてるんだよね❓すごいなあ〜❗️デジタルじゃあこの味は出ないんだよね〜、これどうやって描いてんの❓とヒソヒソ盛り上がりました。
「デザイナー」とか「5愛のルール」とかりぼんで掲載するには余りにも大人っぽい作品を次々に発表したのは驚くべきことです。当時は乙女チックが全盛で、その中にこんなすごいフランス映画みたいな作品が混ざってるっていうところに当時の編集部の包容力を感じますが、さすがに「5愛のルール」は余りにも大人っぽすぎて打ち切られたらしいですね。先生の目の具合が良ければ完結させてほしいところですが、それが無理ならネームは一条先生、もんでんあきこ先生画でお願いしたいです。
展示を見てひとしきりもりあがったあとは、美術館のカフェで限定コラボメニュー「万作カプチーノ」をオーダー。マストでしょ。
あとはマシンガントークであっという間に外は真っ暗に。会ってる間は女子高生だけど、お別れしたら主婦の私たちはさっさと帰ってご飯の支度をしなければならなかったとさ。