3日目は違うホテルに泊まるので、美味しくて楽しい朝ごはんを食べてチェックアウトした後、なんとホテルのすぐ近くのタクシー乗り場からタクシーに乗ってまずは今日宿泊するホテルに向かいます。セレブ~
荷物をフロントに預けて今日は太秦方面へ。まずは久しぶりに広隆寺を拝観します。
ここの弥勒菩薩半跏思惟像は国宝第一号だそうですよ。ほかにも同時に国宝に指定されたものはありますが、彫刻第一号なんですって。
秦河勝創建と伝えられ…とくると私くらいの年代のヲタクは山岸凉子著「日出処の天子」を思い出すのです。
さすが京都でも指折りの古刹、清々しい趣ですが
講堂は修復工事中で
おもしろいことになっています。
うーん、ナイス苔
清々しい気分になるどこか男性的な佇まい。
お待ちかねの宝物殿へ。
ここには他にも「十二神将十二躯」(サタデーナイトフィーバーみたい)、
「阿弥陀如来坐像」など、合計20点が国宝指定されているすごいところです。もちろん重要文化財も48点と見ごたえ抜群です。
弥勒菩薩半跏思惟像は、妙に生々しくて畏ろしい、たとえば奈良の中宮寺にある半跏思惟像とは全然違うテイストでした。
境内をそぞろ歩くのも美しくて楽しい。
いい写真だなあ。昔この美しい指を折った京大生がいたのですが理解できるわけじゃないけど魅入られたのかもなあ。
こちらの寺院は過去2度火事になっているにもかかわらず仏像や御物が残っているのはすごいことですね。
さて太秦映画村にやってきました。入口近くはこういう展示になっています。私は幼稚園の頃仮面ライダーごっこをして育ちましたので、アマゾンくらいまではわからるんですけどね。
バイクも勢ぞろい
V3大好き
車に乗ったらもうライダーではないドライバーだ。
えっ、ヴェノム?
懐かしい~東映まんが祭り毎年行ってた~
そういえば来年シン仮面ライダー公開ですね。楽しみだ。
高校生の時に修学旅行で来たなあ。その時はもっと時代劇推しの施設だったきがします。違うグループの人が里見浩太朗さんに会って、その時の写真が卒業アルバムに乗っています。
さて今回ここに訪れたのは仮面ライダーを推しているわけではなくて(大好きだけど)、
ヱヴァンゲリヲン京都基地があるからなのです。
エヴァカフェといいつつ、そんなにエヴァを推してない。今風の着こなしがすごくかわいいな。
手のひらに乗って写真が撮れます。
ほほう…帰宅したら観なくては
ミサトさーん
並びつつ遠くを見やれば
カヲル君いた!瓦とカヲル君の異次元コラボ。
こういう演出好き。
エントリープラグに搭乗できるのがここの売りで行列ができているのですが、係員がいるわけではないので待ち時間は長い。
こんなシンクロ率ではエヴァには乗れない
が、ダンナよりはマシだった
自動撮影で撮ったエントリープラグの画像に衝撃を受けつつ、嵯峨野にやってきました。すごい人出だよ~
空いてる店を探してたら深夜になってしまうので、しばらく並んでうどん屋さんへ。「嵐山うどん おづる」さん。
やっぱ京都は美味しい。出汁がいいわあ。
おなかもあったかくなったしご機嫌で清凉寺を拝観。源融の別荘跡なんだなあ。
堂々たる門ですな。
京都は華麗な都市だけど、血なまぐさいところでもある。
なんでこんなに赤いの
わー広ーい
これだけの土地をきれいに管理するのって大変だろうなあ
本堂。綱吉と、その母桂昌院の発願により再建されました。その100年ほど前に豊臣秀頼が再建していて、どういういきさつでビッグネーム3人が出てきたのか気になります。
本堂の裏にあるステキな庭園。人が少なくてほぼ貸し切り。
秀頼の首塚。ええ~ホントにィ~?と思ってたら、1980年大阪城三の丸の発掘調査で顎に介錯の跡のある20歳前後の男性の頭蓋骨が発見され、秀頼のものではないかという結論に至ったそう。諸説あるそうですが…じゃあなぜ豊国神社に祭られなかったんだろうか。本物という確証がないから?
嵯峨天皇と檀林皇后宝塔。源融のお父さんで小野篁を流罪にした天皇だね?
明治以前は御陵とされていたらしいです。
ちょっとボケてるけど源融のお墓。光源氏のモデルとされていて、嵯峨天皇の皇子として生まれながら臣籍降下で源氏姓を賜った彼は父の譲位によってひきこもるも世が変わり最終的には左大臣となります。
入り口が上手く写ってなかった( ノД`)シクシク…けど宝筐院です。
白河天皇建立、善入寺という名前でしたが足利義詮の保護を受け整備されたため義詮没後菩提寺となり、院号にちなみ宝筐院となりました。
応仁の乱後衰退し明治の初めには廃寺となりましたが大正6年復興。
こういってはなんですが小さな門をくぐると「三脚禁止」などいろいろな注意書きがあり、細くて暗い通路を通って庭園に入るといきなり素晴らしい庭園が!!
思わず「なにこれ~」と言っちゃいました。
苔に積もる落ち葉さえ風雅に見える。
確かに三脚の人たちが殺到しそうな。私たちの前にもすごいカメラを持った男性がいて、なんと楓の葉をぶちっとしていたのでぎょっとしました。そのままの風景を自分の腕で美しく撮るのがカメラの技というものだろうに。
私も公園を散歩中、犬を連れて通りかかっただけなのに三脚を立てた男性に「チッ、(犬が三脚を倒さないように)気をつけろよ!?」とすごまれたことが一度ならずあるので、ホント三脚におしっこかけさせてやろうかと思ったことがありますね。
上のHP「ご注意とお願い(必読)」にお寺の怒りに満ちたご意見が書かれていて、さぞや大変なことだったろうとご同情申し上げます。
また、そういう迷惑な奴らは、これだけの美しい庭園を撮影することを自慢の素晴らしいカメラで撮影して思い出として楽しみとするのを禁止されてしまった善意の人たちに謝れ。
小型デジカメなら大丈夫ということなので、さっさと構図を決めてさっさと立ち去ります。とても美しい庭園なのでどうやったって美しい写真が撮れますよ。
見ごろのピークを越えたとはいえ、なんと美しい。
しかも人が少なくて、ただ佇んで感動する静かな時間が持てます。
うわー、春はさぞ素晴らしいことでしょうね。
ナイス苔!この石畳は散策できます。
ホントに素晴らしい。
建物の中からは絵のように。
風景の中を歩く。
え~?どうしたのこれ…どう考えても浮いてるよ…
緑の中に美しいピンク
楠木正行(まさつら)の首塚・足利義詮墓所。灯篭の書は富岡鉄斎の筆だそうです。
足利氏は楠木氏とは敵。義詮は敵方ではあっても人格者であったという正行の話を聴き、自分の墓の傍らに首塚を建てるようにと指示したそうです。
明治天皇がこの荒れ果てた寺の首塚の話を聴いて、建武新政の際の功労者である正行のためにこの宝筐院の再建を指示したのでした。情けは人のためならず。
ただ歩くのがこんなに楽しい。
小道ってロマンがある。
琴柱灯篭っていうんだっけ?
花もちらほらあって彩を添える。
四季それぞれ美しいんだろうなあ。
さて今夜のお宿は奮発してハイアットリージェンシー京都(((o(*゚▽゚*)o)))ワーイ
楽しみだなあ!
シュッとしてんな~
クリスマスシーズン。
ベッドのそばにある窓はお風呂なの。この窓から直接は見えないけど、脱衣所には壁がないし、お風呂のドアや壁はガラスだし、ラブホみたいで…ダンナが寝てからお風呂に入りました…
でっかいクリスマスツリー。
今日の晩ごはんはこれまた奮発してホテルの和食レストラン「東山」で。
ネット予約では満席だったけど、カウンターで聞いたら大丈夫だった。
そして満席でもない。余白の美ってやつだろうか。(絶対違う)
前菜からもうテンション爆上げ⤴キャンドルが灯ってますが、これ大根。
ガラスの鉢に気泡が入ってて、見た目とても涼しげ。
焼いた魚がどうしてこんなに美味しいの?
あんかけしか勝たん
このカブの炊き込みご飯がおそろしく美味しくて、普段外ではおかわりとかしないのにぺろりと平らげてしまって恥ずかしいけど悔いはない。
あ~美味しかった!食べる遊びだね。
給仕は堅苦しくなくフレンドリーで、くつろいだ気分で楽しく食事できました。
4日目に続く!