あー、ライブ最高だった~
という余韻を胸に今日は観光。ここは一休さんがお母さんと隠れ住んでいた民家のあった、地蔵院です。
一休さんのお母さんは後小松天皇の寵姫でしたが、南朝とのつながりが噂されて宮廷に居づらくなり、この寺の創建者である鎌倉時代末期管領職であった細川頼之の妻に伝手のあったので、ここの地所にあった民家に隠れ住んで一休さんを産み育て、6歳であの安国寺に修行に出しました。
ひっそりと佇むお寺。
母上様~お元気ですか~♪
本堂は昭和10年再建。
素敵な苔。
中門をくぐり、方丈の前には苔むした庭園。
期間限定で公開中の襖絵「瀟湘八景の図」は細川護熙元首相の筆によります。頼之を祖として18代目だそうです。
趣味人だったんだなあ。
絵のような窓。ちょっとハート型❤
石庭のような切りかかってくるほどの気迫は感じないけれど、しっとりとした苔に覆われたお庭は包まれるような優しさがあります。
犬のおみくじかわいいなあ
なんと現役で使っている
椿の季節はさぞきれいでしょうね
十六羅漢の庭には、自然石の武骨で素直な味わい。実際にはここは応仁の乱で焼失していますので、いい具合に再建されています。
かわいいわんこの色紙
素朴な墓所
竹の寺と呼ばれるだけあって青々と
たけのこ~
お寺で食べたりするのかな
お寺を出たらいい感じの脇道
あら、なんか素敵なカフェがある。喉乾いた!喉乾いた!
まだできたばかりみたいね。
これは人気カフェの予感。
ここ空いてる
変わったカフェだなあ~と思っていたら、ここは以前「かぐや姫竹御殿」という謎スポットだったらしくて、うーんなるほど。
カフェラテ美味しい
トイレもめっちゃきれいです
予約制で入場料300円だったそうですよ。
カフェを出たらヒヨドリが木の実をたべていました
鈴虫寺到着。
細い路にロマンを感じる体質
自動的にお堂に案内され、お説教を聴きます…がこれが長くてびっくりした。40分近いんですよ…最近正座は大丈夫なんですが、脚がつりそうになって冷や汗かきました。
堂内には鈴虫5000匹が飼育されていて、ずーとリンリン鳴いています。まじまじと見るとちょっとアレな鈴虫、バッタ目コオロギ科ってとりとめがない。
なんで鈴虫なのかというと「心落ち着くBGMとして」なんだそうです。
私たちが来たときはパラパラだった参拝客は帰るときには階段の下にも行列ができていておどろいたのですが、ご住職によるとGW中には説法3時間待ちだったということで、コロナ落ち着いてきたんだなあと実感しました。
少し歩くと松尾大社です。久しぶりだなあ~
そして今知ったのですが「まつおたいしゃ」ではなくて「まつのおたいしゃ」なんですね!
撫で亀さんがこわい感じに
相生の松は株だけになっても信仰の対象
霊泉亀の井。
天狗岩があるらしいのですが、
ぜんぜんわからないままに終わりました。
このあたりにダンナの調べておいた食事のお店があるはずだったのですが、またまたわからないまま嵯峨野に向かいました。
おなかすいた…
というわけで嵯峨野駅付近の蕎麦の有名店に行ってみたところ昼の営業が終わってた…😞
どこでもいいって言ってもやっぱり美味しいところで食べたい。これは賭け。
新しいお店なのかな。
ぐおっ!めっちゃ美味しい(゚д゚)!牛スジぶっかけうどん。普通ぶっかけはしょっぱくて濃い味のつゆをかけて食べるものですが、ここのは出汁のきいた薄味。
ダンナのは鴨つけうどん。これもすばらしく美味しかったらしい。京都に来たら一度は寄っちゃうお店ができてしまいました。
保津川久しぶり。気持ちいい風が吹いてて爽やか。
渡月橋を渡ったところにある福田美術館。
今の展示は「やっぱり、京都が好き ~栖鳳、松園ら京を愛した画家たち」
栖鳳や松園、丸山応挙、横山大観などそうそうたるメンバーの絵を堪能することができます。
そしてこの美術館、入館料は1300円ですが、嵯峨嵐山文華館と共通券を買うと2000円。安い。
入り口では館長さん自ら入館のご案内をされていました。好感。
ここは撮影禁止の札がなければ撮影OK。
ポスターに使われた松園。イメージを裏切るあだっぽい絵。
画家マップ。わかりやすい。
川村曼舟作、雨に煙る春の嵐山。さっと散ってしまう桜と花は咲かないけれど常緑の松。瞬間と永遠の邂逅。
すっごく登りやすい階段。
こういうのがあると絶対撮りたいよね
共通券でこちらも買いました、嵯峨嵐山文華館。
素敵なカフェ。お茶でもしたいところだけど、先ほどのうどんがまだこなれてない。
アジサイ大好き。これは12か月の短冊。加藤渓山作。この模様の着物あったらほしいなあ。
かわいい大観
菊池素空作「冨貴」こってこてでステキ。
伊藤小坡作「お花見」
松園に次ぐ女性作家で、家庭と仕事を両立していたスーパーお母さんです。
百人一首のコーナーがありました
私の好きな清少納言。こんな小さなフィギュアはまるで「ちはやふる」のワンシーンみたいだなと思っていたら
ここで「ちはやふる小倉山杯」を開催しているからなのね。
2Fがこんな風なのはかるたのため。なるほど。
玉堂、大観、栖鳳の豪華コラボ「雪・月・花」
こういう模様のノートが欲しいな
くつろげる縁側といった趣の廊下
新緑の美しさが目に沁みます
いい絵をたくさん見られて気分がいいな。
美術館を出たらこの看板がありました。桓武天皇の大堰離宮跡の可能性がある場所で、源氏物語の明石の上がいったんこのあたりに尼君と娘とで移り住んできた場所のモデルではないかと。
西日が暑い
すっごい話題のカフェだそうで、別に寄りはしないんだけどここなのかあ~って。
ものすごい久しぶりの天竜寺。もう時間が遅くて入場はできなかったけど、御朱印はいただけました。
京とはよく来るし、あのうどんを食べにまた嵯峨野に来ることもあるでしょうから、またね。
あ、アオサギがいる~と思ってたら
うわ~💦でっかい獲物!
この竹林を見ずに帰るのは惜しいので
野々宮神社に来ましたそういや光源氏はこちらで潔斎中の六条の御息所を訪ねてきているし、この辺には土地勘があっての大堰という流れなのかな。まったくマメなヤツだ。
というわけでホテルに戻る前に晩ごはんを食べるために流浪の民になり、お寿司屋さんに入ったらネタのあれがないこれがないこれだと別料金といろいろ言われて⤵なムード。味は悪くはなかったんだけど…
でもその帰りに買ったプリンが存外美味しかったので、結果オーライ。
3日目に続く!