散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

ホールオペラ 椿姫

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友人Aとサントリーホールでオペラ「椿姫」を観てきました。

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オペラだからやっぱりかっこよくキメて行きたい。最近仕立て上がってきた(反物を買ったのは一昨年。なんだかコロナでそういう気分になれなくてほっといたかわいそうな子)OKANOで買った超かっこいい黒の独鈷柄の紬と、同じくOKANOのお気に入りの黒い帯でシックに。黒好きだ。

ントリーホールで催されるオペラはオーケストラピットという形を取らず、オーケストラも舞台上にセットされさらに奥に高さのある舞台が作られるという形をとっています。

なので若干オケの音量が大きいのかな…❓とは思いましたが、歌手の喉が温まってきたのか2幕からはボリューム感は気にならなくなりました。

ラッキーなことに、S席はほとんど売約済みで、私たちが買った席は舞台端っこの2階席だったのですが、これが舞台のほぼ隣。舞台はオケより高い位置に作ってあるので、歌手さんたちがめっちゃ近いのです。大迫力。

なんと言ってもヴィオレッタ役のズザンナ・マルコヴァさんがすばらしい‼️このポスターの100万倍美しく、モデルのようなスタイル、その細いウエストにもかかわらず声量は豊かで演技力も素晴らしい。

常々思っていたのですが、椿姫は最後結核で亡くなるのに結構なボリュームの歌手さんが演じられると、そういうもんだとわかっていても気分がそがれる気がしますが、彼女の狂乱の演技はものすごいもので、思わずググッとなってしまいました。

正直言ってオペラはそのお値段通り豪華な舞台装置もその見所だったりするのですが、席に着いてステージを見ると、長椅子がポツンとある真っ黒で狭い舞台の後ろに白い衝立状のものが置かれて、なんだか殺風景。

ミラノ歌劇団の時よりはお安いとはいえどオペラは結構なお値段なのにな…と不安だったのですが、開幕と同時にその不安は払拭されました。ゆらりと影のように現れ去っていったヴィオレッタに一瞬のうちにドラマへと引き摺り込まれ、その後は歌手の実力はもちろん意外な舞台演出も相まってあっという間の観劇となりました。面白かった〜❗️癖になりそう。

たださあ…やっぱりオペラの幕間にはシャンパンなどで乾杯して何かつまんだりしたいな。そういうのもオペラの楽しさの一部だと思うんだよね。今日はコンセッションでは水とお茶しか売っていませんでした早くそういうことができるようになればいいなあ。

少々浮かれながら友人Aと別れ、井の頭線に乗ってもうすぐ着くというところで地震に見舞われ、足止めをくってしまいました。でも井の頭線でよかった、10分少々しか止まらなかったので。と別の友人に話したら、「まあ路面電車みたいなもんだからね❗️」(^_^;)

椿姫ってすっごく聞きごたえあるしステキだけど4/5は別れるの別れないの、死ぬの死なないのって暗い。今度は明るいやつ観に行きたいな。