散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

東京芸術劇場30周年記念 読売日本交響楽団演奏会

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 というわけで久しぶりの池袋。東京芸術劇場も20年ぶり2回目くらいです。前回はパイプオルガンを聴きに来たんだったなあ。

今日の指揮はマキシム・パスカル、35歳。フランスで人気急上昇中の若手指揮者です。その上イケメンなので天は二物も与えてるよ。これが日本でのオーケストラデビューです。

ピアノは私の超イチオシピアニスト反田恭平。おフランスのオシャンティーな感じと情熱的な反田氏のピアノとのマリアージュは如何に、というのが今日の1番のお楽しみです。

 
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 クリスマスシーズンの照明なのでしょうか、中も外もすごくきれいです。


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左手のためのピアノ協奏曲って、よく考えたら見ないとわかんない不思議な曲ですな。そしてすごく演奏キツそうだなあ。 ものすごく繊細なパスカル氏の指揮は反田氏のピアノにぴったり寄り添って、まるでバレエのパドドゥのようでした。ドラマチック〜💕

ドビュッシーの「海」とラヴェルの「ラ・ヴァルス」は私の大好きな曲で、いつも持ち歩いている曲の一部です。上京した時一番最初に買ったCDに入っていました。それからずいぶんコンサートに行きましたが、不思議に生で聴いたことがなかったので、ちょっと感動してウルウルしていまいました。パスカル氏の海はキラキラしていて絵画的な趣があって本当によかった…そしてラ・ヴァルスのあのむしりとるように終わるラストのドラマチックでショックなことったら❗️

そして衝撃的だったのは望月京作曲の「むすび」です(プログラム変更)。現代音楽はあまり興味がないので聴きに行ったことはなかったのですが、なんとすばらしかったことか。その意図はないとは思うのですが、祭りなどのめでたいことに集まる人々の集まる様子、祭りが始まり徐々に狂乱し、そしてまた興奮を持って解散していくような、まるで映像を見るような不思議な体験でした。特にパーカッションがよかったなあ〜。

会場に作曲者本人がいて、大喝采を浴びていました。

コロナの世の中の演奏会なので、大声は出せません。普通だと大拍手しながら連れと感動と共に感想を話したりするのですが、一切私語はなし。パスカル氏に感動が伝わるよう、精一杯の拍手を送ったので後で手が痒くなりました。

久しぶりのオーケストラはやっぱりイイ(°▽°)!残念ながら毎年行ってるウィーンフォルクスオーパーのニューイヤーコンサートは中止になってしまいましたが、国内のオーケストラにもできる限り行きたいな。