散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

ストーリーオブマイライフ/私の若草物語

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吉祥寺ヲデオンで「ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語」を観てきました。いつもは前の人の頭が邪魔なこの映画館ですが、皮肉なことにコロナ対策での席なら大丈夫。

だいたいの女の子が読んでいる小説として、この「若草物語」「小公女」「あしながおじさん」「赤毛のアン」などが揚げられるでしょうか。「あしながおじさん」の中で「少女パレアナを読まずに大きくなった女の子なんているでしょうか」と書いてあったので早速読んだものですが、これもやはりマストでしょうか。

若草物語はだいたい10歳くらいから読み始め、12歳の時には読みすぎで本が分解してしまい買い直したのでどんだけ読んでたんや、と今更ながら思います。中学生の時に伯母の本棚の文庫版を貰って読んでみると旧仮名遣いだったので妙に新鮮に感じられたものです。


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…とか言いつつやっぱりお目当てはローリー役のティモシー・シャラメ‼️なんて美しい…(;´д`)ハアハアもう少し若い頃はまるで「ポーの一族」のエドガーのようでしたが、こうして青年期になってみるとより一層惹きつけられる何かを帯びてホントに少女マンガみたい…カーテンの影でジョーと出会うシーンは声出そうになりました❤️

若草物語」は今まで何回も映画化されていますが今作では原作者オルコットの人生をジョーとかぶせたものになっています。幼い頃はジョーはおてんばだから男の子の名前だと思っていたのですが、成長してからオルコットの生い立ちなど読むにつけ、彼女の女であることの息苦しさや反発に気づいた時の驚き。それはなんと100年後の私たちにも共通するものでした。

美貌を持ちながらもお金ではなく本当に愛する男性と結婚したメグ(小学生の頃はどうしてマーガレットの愛称がメグなのかわからなかったっけ)、自分の世界に生きジョーを鼓舞し逝ったベス、流されているように見えてしっかり流れの中で泳ぎ切っているエミリー。

様々な女性の生き方を押し付けのフェミニズムではなく美しく見せてくれる映画でした。ドレスも必見❗️センスが光るステキなドレスは4姉妹の個性に合わせたもので、きらびやかなのあり、素朴なのあり、この組み合わせ⁉️てのあり。

この時期にあえて公開してくれた配給会社にも感謝です。