散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

ナミヤ雑貨店の奇跡

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井の頭線の電車の中でしか宣伝してないみたいでもっと大々的に言えばいいのにと思っている調布の新しい映画館イオンシネマ・シアタス調布。車で行けるウチから一番近いシネコンなので、さっそく行ってみました。

多摩地区最大のスクリーン数とうたっている割にはロビー狭っ。そういえばイオンシネマ武蔵村山も狭いし、イオンシネマはロビーを重要視していないのかな。エレベーターホールもちょっと殺風景で寂しい感じですかね。

私たちが利用したシアターは一番小さいシアターらしく、座席数はすごく少ないのですが座席と座席の間はすごく広くて座ったままで十分行き来ができるほどです。座席もちょっと大きく感じます。段差も今までの映画館より大きいような気がしました。すばらしい。府中より近いのでこれからちょいちょい利用できそうです。

東野圭吾作品市場最も泣ける感動作」とありますが、ほとんど東野作品は読んでいる中で一番泣いたのは「昔ぼくが死んだ家」かなあ。それとも「秘密」かなあ。電車の中で読んでてうっかり泣いちゃったもんねえ。映画で泣いたのは「容疑者Xの献身」だなあ。ラストシーン涙が止まらなくて困ったもんねえ。ともかく素晴らしい作家さんですよ。

ここでうっかりいろんなことを書いてしまうとこれから観に行く方の楽しみを奪ってしまいそうなので多くは書けませんが・・・ちょっとじっくり描きすぎでじれったいというか冗長なイメージがあるものの、グランドホテル形式で描かれるさまざまな人生の絢は最後にここに来るためにあったのかと思わせる感動作です。

人の生は、仏の教えに従えば無数の網のように編まれたもので、ひとりが自分の生をおろそかにするとそこから綻びが生じるものであるそうです。誰かを大事に思うこと、自分をだいじにすること、それこそが仏の教えに従うことなのかもしれません。