散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

ドクター ・ストレンジ

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TOHOシネマズ渋谷で「ドクター・ストレンジ」を観てきました。あー、3Dで観なくてよかった[E:sign03]ある意味今までのマーベルものにはない、ものすごいスピード感&幻想的な映像ですので、3Dで見たら酔っちゃうとこでした。

交通事故で両手の機能を失い、医療にも周囲にも見放された天才外科医、ストレンジ。彼は絶望の中、神秘の力を操る指導者エンシェント・ワンの元にたどり着く。そこで未知なる世界を体験したストレンジは、失った栄光を取り戻すため、厳しい修行に挑むことに…(ぴあ映画生活より)

やっぱマッツ・ミケルセンは悪役がいい[E:sign03]スターウォーズでは主人公のお父さんの役で出ててまああれはあれでいいけれどもあの迫力のある目は悪役で生かしてほしい。そしてカンバーバッチはシャーロックといい天才&傲慢な役が超似合います。傲慢でも許しちゃうような抗いがたい魅力と、その後反省した彼の涙にキュンキュンしちゃいます[E:lovely][E:heart04]本人は極めて謙虚でシャイで感激屋さんなんですけどね。

そしてこの映画の教訓。
「安全運転を心がけ、適正な速度で走行しましょう。」

 

 

 

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「へんてこな映画だなあ」と観た後ダンナが言ってましたが、まさにそんな感じ。欧米の人ってなんで超能力を体得しようと思ったら東洋的な場所に来ちゃうんだろうか。アルプスの山じゃハイジになっちゃうからなんだろうか。ぶっちゃけ天才外科医・・・といってもフツーの人間が修行して宇宙の大魔王的なのをやっつけちゃう話なんですが、無敵感ハンパなすぎて・・・この後続編がありそうなんだけど、制作や脚本家は一体どんな敵が現れたらいいのか困らないですかねえ。

かと言って面白くないかと言ったらそうでもない。小ネタ満載でプークスクス的な笑いがちりばめられてて観ていてとても楽しい。おちゃらけスターウォーズ?みたいな。

お師匠さんのティルダ・スウィントンがまたいい味出してて、あの無機質な顔がドSでゾクゾクします。私の大好きな「コンスタンティン」のガブリエルを彷彿とさせますね~。武器も扇形で、踊るように敵を倒すのが美しくてずっと見ていたいほどです。偶然というかなんというか、この映画も「コンスタンティン」も主題は自己犠牲です。

ただ、いかにマーベルと言えどあまりにもストーリーがわかりやすすぎる。人物設定は子供向きではないしキャストもいい役者を沢山使っているのでー大英帝国勲章を持つベネディクト・カンバーバッチデンマークとフランスから叙勲されたマッツ・ミケルセンアカデミー賞作品賞を受賞した「それでも夜は明ける」の主演のキウェテル・イジョフォー(名前憶えられない)、アカデミー賞助演女優賞ほか輝かしい経歴を誇るティルダ・スウィントンなどーもっと大人向けにこねた内容でもいいはずなんですが、すっきり戦ってあっさり終わっちゃうのはどうかと思います。もったいない。

まあともかく、続編はアベンジャーズでおなじみのソウと組んでなんかやってくれるみたいなので、楽しみっちゃ楽しみです。神と魔法使いのコラボって・・・なんか面白そうじゃないですか。