TOHOシネマズ新宿で「マイティ・ソーバトルロイヤル」を観てきました。マイティ・ソーのシリーズはあんまり興味がない(という割にはロキ役のトム・ヒドルストンが好きで全部見ているけれど)けども、来年公開の「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」につながるお話なんで観ないとね…くらいのノリで観に行きましたが、すみません、めっちゃ面白かったです。大変失礼いたしました。
テーマソングはレッドツェッペリンの「移民の歌」。なるほど訳詞を見るとマイティ・ソーで使ってくださいと言わんばかりの内容なんですね。へー。そしてこれがサイゴノシーンに繋がってくるのかな?この曲がバトルシーンに流れるとドッキドキしますね。
ソーの父・オーディンの死によって幽閉されていたソーの姉・死の神ヘラが出現した。復讐心に燃えるヘラは故郷アスガルドを征服し暴虐の限りを尽くす。ソーは弟のロキ、行方知れずになっていたハルク、かつてアスガルドで戦士だったヴァルキリーとチーム(このチーム名が笑えるのよ)を組んで窮地に立つアスガルドの民を救出に向かう…
今回のソーはブロマンス…じゃないのか。本当の兄弟だもんね。でも萌えるわあ[E:heart01]やたらソーとロキのからみが多くて楽しいったらありゃしない。「腐」の関係者の方々、見なきゃだめよ❕
最近のマーベルはあっちこっちで登場人物が出張してくるので、全部見てないと「あら?この人だれ?」ってことになるのでちと面倒くさいのですが、気にしなければ途中から見てもそんなに違和感はありません。アイドルグループのユニットみたいなやつだもん。しかし、ずーーーっと観ている身としては、必ずシリーズが公開されたら観て「あ、この人は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』にカメオ出演してたグランドマスター(ジェフ・ゴールドブラム)ね❕」ってわかんないとイヤなのです。ちゅうことはですよ。インフィニティ・ウォーにはGOGの人たちも出るってこと。いったいどんな戦いになるというのか、想像を絶します。あら?そうすると今回チラッと出たドクター・ストレンジはどうするんだろう。彼出てきたらもう宇宙最強だと思うんだけど。
あらすじはこのパンフのとおりでして、1対1だったらバトルロイヤルじゃないよねえ。(そいでしかもバトルロイヤルシーンが見どころであっても主題ではない。)サシ以上の人数で一斉に戦って勝者を決めるのがバトルロイヤルでしょ。子供の頃はプロレスを弟と観ていたので多少知ってるぞ。でもハルクvsソーは面白いですよ。ハルクが登場した時のロキの顔ったら❕
そう、この映画ものすごくコネタ満載で、館内で一斉に「ブファ[E:sweat01]」と吹き出したり、大笑いしたりで結構盛り上がりました。場所が新宿だから外人さんが多かったせいかな?思ってたのと違う、いい意味で。役者さんたちもやたら楽しみながらやってるのが伝わってきて、本当に楽しい仕上がりです。ソーってこんな楽しいお兄さんだったのね。神様なのに。ギリシャ神話でも神様たちは楽しいドタバタをやってるので、北欧神話でもそうすることに決めたのかしらん。そんなわきゃない。
特筆すべきは、序盤ソーの故郷で演じられる兄弟をモデルにした三文芝居。お父さんのオーディンの役はサム・ニール、ソーの役をクリス・ヘムズワースの本当のお兄さんのルーク、ロキの役をなんとあのマット・デイモン(;'∀')すげえカメオ出演だ。ここだけもう一回観たいわあ。
もちろん今回の「史上最強の敵」(←これ一体何人いるんだ)はケイト・ブランシェット演ずるソーの姉、ヘラ。北欧神話ではヘルだったと思う。英語のhellだもん。ついでに姉じゃないような気がする。まあいいか。この人がまた滅法強くて、超怖い。町山氏いわく「ムショ帰りの姉ちゃん」まあ閉じ込められちゃってたからね[E:sweat01]アスガルドの戦士をバッタバタ倒しちゃって、戦士役の浅野忠信が出てきて「危ないっ」て思ったらもう死んだくらい。今回出番少なすぎー。
でもこのヘラ、せっかくケイト・ブランシェットがやってるんだから、性格をもうちょっと掘り下げてすごい葛藤とか、苦しみとかを見たかったなあ。すごいサラッと状況を説明する程度だったんで、物足りない。彼女だったらそんなに尺くわないで含ませてくれると思うんです。そしたら単にやっつける対象じゃないんで、ソーの方にも葛藤が生まれないかなあ。そこまで凝って作ってないってことかなあ。そしてヘラは死の神なので、死人を生きかえさせることができるので、浅野忠信復活させてくれないかなあ。
エンドロールの後「ソーは『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』で帰ってくる」という字幕が出ると会場にいた外人さんが「ヒャオー♡♡」いいよね、こういうノリ。私だって拍手したいよ。来年の4月公開だったと思うんですけど、楽しみだわ~