姿を消して生きていたボーンの元に元同僚のニッキーが現れ、ボーンに関する重大な情報をもたらした。そしてボーンは再び追われる身となるが…
今回の悪役は上役がトミー・リー・ジョーンズ、殺し屋はヴァンサン・カッセル。この役は当初ヴィゴ・モーテンセンだったらしいですが、ヴィゴだったらさぞ恐ろしい映画になったことでしょう。ヴァンサンも悪くないですよ、荒んだ感じが出てて。ただ、神のように強いボーンには悪魔のような殺し屋ヴィゴがよかったんじゃないかなーと個人的には非常に残念です。 ヒロインはアリシア・ヴィキャンデル。ロイヤル・アフェアで可憐な王妃カロリーナを演じてた可愛い子ですが今作もその可愛さを生かした役どころです。
マット・デイモン老けたなー。ボーンアイデンティティーから14年経ってるんだものねえ。でも演技力は磨きがかかって、立って歩いてるだけでボーンの苦悩がジワリと滲みます。
さてジェイソン・ボーンの映画には
①わけわかんない謎があって
②顔出しして逃げ回るけど捕まんなくて
③追ってる雑魚キャラがボーンを発見して「ボーンだ!」とビックリして
④敵キャラの事は「全部見てるんだよ」と驚かせる
という鉄則(?)がありまして、これがないとボーンシリーズじゃないよね、と思ってたんですが今回はもう前作までに主要な謎が解けているので、もうひとつ大きなヤツをぶっ込んでみました感半端ないです。あとはお約束通り、神のような慧眼を持つボーンのお手並みをありがたく拝見させていただくわけで。
だからボーン絶対死んだりしないんだろうからどんなすごいアクションでも安心して見ていられる…わけないわ。めっちゃ緊張して手に汗かいて見ています。 さすがものすごい迫力のアクションで、やはり私は目がついていかない。あと相変わらず主要メンバー死んじゃって「えーーーっ!」てなっちゃう。ジェットコースターのような2時間でした。
ジャック・バウワーとジェイソン・ボーンは私の人生にどうか関わりませんようにと切実に祈ります…