年末の「ゴチになります！」でＴちゃんと行った「タテルヨシノ」が！観てるうちにまた豪華ランチを味わいたくなってウズウズしていたら、Ｔちゃんも同じ思いだったらしく、銀座でセレブマダムの会だ！２年ぶり！
ということでやってきました「ラール・エ・ラ・マニエール」。正しい導き方、という意味なんだそうです。さ、導いてもらおうじゃないの！気合入れて行きますよ！
しかしあまりにも楚々とした入り口・・・見過ごしそうです。この階段を下りたお店のドアも、「え？ここでいいの？」と不安になるような。いわゆる隠れ家というか、知る人ぞ知るというイメージなんでしょうか。
そしてそのマンションのドアみたいなのをあけると、別世界。室内は広くはありません。地下なので解放感もありません。が、なんだか小さいオルゴールの中に入っちゃったような異空間。
窓がないので、気を散らさず料理＆ワインに集中できるような雰囲気です。お酒飲めないけど。
というわけで２人ともソフトドリンク。伊予柑の生ジュースです。
まずはアミューズ、生ハムに梨、ナッツのクランチ。野菜で巻いて手で食べます・・・が、私は出っ歯なので食いちぎるの苦手。Ｔちゃんも私もポロポロいろいろ落としちゃった(*´Д`*)甘くてしょっぱくて旨味があってさっぱりしてといろんな味。
お、パンにお店のロゴが。パンが美味しいんですよ～。で、それだけじゃなくて、それぞれのお料理に合わせた焼き立てパンをお料理と一緒に持ってきてくれるの。なかなかゴールまでたどりつけません。
それでちょっと失敗。めっちゃウマいスープの画像撮り忘れた～。・ﾟﾟ･(≧д≦)･ﾟﾟ･｡なにせすっごいいい香りがするもんで、わーいって喜んで食べちゃったんだよね。お皿の真中に大仁田ねぎのペースト、目の前でポットからその周りに湯気の出る牛蒡のポタージュをそそいでくれます。牛蒡のほっとする匂いがたまらん一品でした。
野菜をストウブで蒸し焼きに。ビーツ、カブ、にんじん、ジャガイモ（インカの目覚め。これ大好き）、レンコンを目の前で取り分けてくれます。ブワーッと湯気が立って、これまた食欲をそそります。
取り分けてもらうとこんな感じ。きれいです。冬なので生野菜サラダとか寒いので、こうして温野菜でたっぷり出していただけると気分も温かいし、もちろんカラダも温まりますね。生野菜苦手な私はこういうのが大好きです。
ステーキシイタケとフォアグラのソテー。端っこに見えるのは石突です。これも柔らかくて美味しかったですよ。
肉厚でジューシーなシイタケだ。モッチモチ。何でもシェフが大分出身なのでこの食材ということですが、私も福岡出身なので大分のシイタケで育ってますよ。そしてこのフォアグラ、厚い。シイタケのダシ、フォアグラのこってり、口の中で混ざり合うと濃厚なんですが、ソースがカボスにバニラで風味づけしたものなのでとても爽やか、全然胸焼けしません。
それにしても変わったお皿だなあ。お立ち台みたい。
お魚のお料理。スズキをちりめんキャベツで包んだもの。ちりめんキャベツって煮崩れしにくいそうですね。ユリ根と・・・えっと、何タケだっけ？エノキじゃないんですよ・・・キノコのクリームソース。さらっとしたソースをおさかなにたっぷり絡めて食べるとほっこり[E:heart01]
そしてついにメインディッシュ、フランス産鴨の塩釜焼（っていう手法だったように思います）で、皮にパリッと焼き目をつけたもの。右が胸肉、左がモモ肉。右と左のシメジは種類の違うものだそうです。ドリルみたいな野菜（ってお店の人が言った）はロマネスコ？うーん、ボイスレコーダー欲しい。最近物覚えが悪くなってさ・・・
面白い！デセールのお米のアイスクリーム、栗のキャラメリゼ。手前のお箸はパイ生地にシナモンをまぶしてねじったもので、箸置きはオリーブオイルを練りこんだクッキーです。「ちなみにお箸としてはご使用いただけません。」とのことでした(≧ｍ≦）ﾌﾟｯ
お米のアイスクリームはつるんとなめらかな舌触り。それに意外としっかり目に歯ごたえのある栗は対比が面白い。ちょっと渋皮煮的な感じもしました。アイスの下にサクッとした何か・・？これってお菓子の上にポチポチッと乗ってるあの砂糖かな？
そしてこの箸がおいしい。Ｔちゃんが「お土産に売ればいいのに」ていうくらい。軽くていい香りがして、人目がなければポッキーみたいにバリバリ食いついちゃいたいくらいでした。
ああ、美味しかった[E:heart04]お野菜がたっぷりだし、全体に薄味なので食後も爽やか。美味しくプチデセールをいただけました。特にこのマドレーヌが！ひとつじゃ足りないほどウマイ！これの詰め合わせ売ってたら絶対買って帰ったのに。サクしっとり。
おもしろいなーと思ったのが、ギャルソン（セルヴール？）の方がいい意味で硬い。きちんとした印象で、スキッと気持ちのいいサービスでした。たまにどこかの店で変にチャラい方がいらっしゃいますが、このトシになるとウザいし、ちょうどいい程度に打ち解けた感じというのはとても難しいものです。
あとひとつ面白かったのはキッチンとメインダイニングの間のドアがステンレス風の自動ドアで、ちょっとＵＦＯっぽい？なんか神秘的でした。シューッって小さい音がして。
とても楽しい食事でした。ただ本当に小さいことですが、ＢＧＭがＣＤだったらしく２回りくらいしちゃったのが惜しいかな～？「この曲なんだっけかなあ？」と思ったのがもう一度聴けたので(；´Д`A ```（Ｔちゃん、あの曲「くるみ割り人形」の金平糖の精と王子のパドドゥだったよ、やっと思い出した）
あと、オシャレな食器で楽しいんですが、パンを食べようとしてフォークとナイフを休めようとすると「カーン[E:notes]」と大きな音がしたり無理に置くと海賊の旗のマークみたいにクロスしちゃうんですな。どこに置けばスマートなのか悩ましいお皿でした。
美味しい美味しいであっという間に感じてたのですが、ええっこんな時間？ってぐらいの時間になってました。楽しい時間は早いんだね。
Ｔちゃん、来年もセレブランチ行こうねっ！
