散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

とりぱん

H191013_020 腰のために出来る限り横になってるわけですが、本読んでます。通販のカタログ・例によって佐藤優・そして今最高にお気に入り「とりぱん」です。

著者のとりのなん子さんは盛岡に住んでいるといううわさ。私の友人も盛岡に住んでいて、その寒さの話を九州育ちの私は興味深く聴いていたので、ことさら面白い。ちなみにその友人Cは、私のことを「ラテン系九州人」と呼んでいました。

その上私は昔セキセイインココザクラインコを飼っていたので、鳥大好き。散歩のときは必ず目を凝らして珍しい鳥がいないか探しています。とりのさんは野鳥を餌付けしていて、自分の庭になんとアオゲラが来るそうでうらやましい。井の頭公園の中でもキツツキを見たことがありますが、遠くてなんだかわからなかった。残念。鳥のほかにも猫・犬・虫など多彩なキャラクターが登場します。特にカマキリのかまさんのエピソードは、弟が机の中でカマキリの卵を孵化させ・・・というか卵を押し込んでて忘れてた・・・母がパニックになったことがあるので、感慨深いものがありました。ちいさいカマキリさんたちは透明なグリーンでとてもきれいだった。

それにしても、とりのさんは週間モーニングのMANGA OPEN初投稿で大賞を取ったというおそるべき才能の持ち主で、その作品は、常々私が思っている「一作品の中に笑い・シリアス・感傷など喜怒哀楽がちりばめられているのが佳作である」という勝手な思い込みを見事に体現したものであると感嘆している今日この頃なのであった。てか、買って絶対ソンしない本ですね、有体にいえば。作品の中に出てくる豊かな自然は、九州の田舎で私が体験していたものとリンクしていて(オニヤンマ激突事件など特に)、ちょっと感傷的にもなっちゃったりするのです。