府中のTOHOシネマズで「ミス・ポター」を観てきました。
TVコマーシャルの印象だと子供だましの幼稚な映画に見えますが、泣きました。愛と再生の物語です。陳腐な表現だなあ。映画評論家にはなれないや。
名作「ピーター・ラビット」シリーズの作者、ビアトリクス･ポターの生涯を映画化したものです。大筋では知ってましたが、いや～、泣いちゃったよ。こんなストレートなストーリーで泣いちゃって恥ずかしいな～と思ってたら、隣のお姉さんも泣いてたのでちょっと安心。よかった♪レニー・ゼルウィガーとユアン・マクレガーの演技にのまれちゃったんですよ。すっごい細やか。
景色もきれいです。なんかここ、ハリポタに出てたとこじゃないの？ってカンジのゆったりした湖沼地帯は、見てるだけじゃ物足りなくなり、思わず帰りに旅行代理店に駆け込んじゃいそうです。
セットとか小物もなかなかいいんです。ああ、あれは友人のAが集めてたウェッジウッドのターコイズシリーズだなあ、とか、陶器の好きなヒトにはたまらん。
私のコレクションの一部です。ウェッジウッドのピーターラビットシリーズです。
輸入食器は貧乏学生だった私にとってとても高価でしたが、友人がオカネを出し合ってバースデープレゼントにこのシリーズのフルーツプレートをくれました。泣くほど嬉しかった。それでバイトしてはすこしずつ集めるようになり、現役で使っていましたが、このシリーズは廃盤になり、集めにくくなりました。今は日本国内でパテントを持ってる会社がきれいなシリーズを作っていますが、イギリスの会社が作ってるってのがよかったんで、なんだかちょっと違和感があるのであまり買ってないですね。
とにかく、気持ちの優しくなる映画です。私みたいな妙齢の女性でも胸がきゅっとなります。ああ、結婚前ってこんなドキドキだったかなあ・・・って待てよ、私プロポーズもされてないし、婚約指輪も貰ってない・・・なんだかなあ。
