立川シネマシティで「超高速！参勤交代」を観てきました。やっぱ時代劇なのでおじいちゃんおばあちゃん度がかなーり高いのですが、この人たちは素直に感情を声に出して表現するので一緒に観てておもしろいのです。わははっと笑い、えっ！と驚き、あらら〜と残念がる。これは映画の楽しみ方としては超正しいと言えましょう。
磐城の国、湯長谷藩(現在のいわき市あたり)。参勤交代から帰郷しやれやれ〜家がやっぱり一番だわ！と日常を取り戻して2日目、突然5日後に参勤せよとの上意が！老中のひとりから藩内にある金山の申告に不備があるとケチをつけられ、横領の疑いがかけられたのだ。老中の狙いは？湯長谷藩はどうする？
めっちゃ面白いコメディーです。でも佐々木蔵之介はじめ芝居巧者ばかり集めているので見応え満点！
むしろアクションがなくてもよかったかとは思いますが、かと言って無くちゃ締まんないか。あんまり最近ヤットウの時代劇に興味がないのです。でも山本周五郎的世界も悪くはないけどちょっと説教くさくて疲れるし…NHK木曜時代劇でやってた「銀二貫」みたいな人情ものの方が面白く感じます。それにしても「銀二貫」良かったなあ。津川雅彦がいい具合に全体を引き締めてて、毎回夫婦で泣いちゃった…。・゜・(ノД`)・゜・。この超高速…もなんというか時代劇のツボを押さえてて、気持ち良く観られてスッキリと映画館を出られます。
でもね、なーんとなく既視感…「十三人の刺客」にセットの雰囲気とかアクションシーンとか、道案内役や人でなしの悪役の存在とかがビミョーに似てる気がするのですが…ま、パターンってとこですかね！
和田竜氏の「村上海賊の娘」も映画化ですよね？すっごく楽しみ。泣くタイプの時代劇はあんまり…なので、こういうスカッとする時代劇、お待ちしてますよ〜！
