散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

聖なる犯罪者

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立川シネマシティで「聖なる犯罪者」を観てきました。

hark3.com

最近実話を元にした映画すっごく多いんだけど、世の中にはやはり事実は小説より奇なるような話で満ち溢れているのだろうか。

 

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ポスターに書いてある「目の前にある事実を信じるな」の言葉。目に見えるものが全て真実だというわけではない。泣きながら歩いている人はいないけれど、哀しみに満ちた人は多いのです。邪悪な人が邪悪な顔をしているわけでもないし。 

だからはじめっから混乱しっぱなしです。信仰厚く、少年院を(主人公は28歳だと言ってなかった❓ポーランドでは少年なの❓)出たら神学校に行って神父になりたいと言ったその舌の根も乾かぬうちに乱行パーティに繰り出しクスリ、飲酒、女…

彼のポケットには希望が入っているだろうか❓何回も探って何もなくて、ポケットの中に何か入れてくれる人すらなかったら、いったいなにを支えに生きていけばいいのか❓空虚で狂気に満ち、飢えた動物のような目にしてしまったのは誰か。

人間は、置かれた場所でその真の姿を現す。
凶暴な男でも尊敬され、尊重されるとその通りの人間になっていきます。

昔見た映画「俺たちは天使じゃない」の最悪パターンである今作は、他者に対するリスペクトが如何に大事かということを思い知らされました。

最後に見せたあの目。
演技を超えた何かを見せつけられてショックを受けた。