散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

ジョン・ウィック パラベラム

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TOHOシネマズ新宿で「ジョン・ウィック パラベラム」を観てきました。いやー、待ちくたびれたよ‼️アメリカでは5月公開だったから遅すぎると思ってたけど、日本ではこの時期からGWと夏休み映画でギチギチだからかな〜。

johnwick.jp

なんだかんだあって安全であるはずのコンチネンタルホテルを追われ、莫大な懸賞金をかけられて全ての殺し屋から狙われる立場になったジョン・ウィック。愛犬と共に雨の中を逃げる彼に生きる道はあるのか。

映画のしょっぱなにどうしてジョンが殺し屋全員に狙われる羽目になったをサラッと説明するシーンがあるので、初めての方もまずこれを観ていただいて、Netflixとかでパート1、2をおうちで観ても大丈夫です。だって、せっかくのアクションを大きいスクリーンで観ないと勿体ないじゃないですか。

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ハル・ベリーが演じるソフィアはコンチネンタルホテルモロッコ店の支配人ですが、彼女もそうとうな愛犬家です。ジョンもソフィアもキレた理由は犬。わかりみが深過ぎます。技術の差こそあれ、私だってもし私の犬になんかされたらブチ切れますからね。犬飼ってる人はみんなそうでしょ。それでこの犬、大活躍です。やっぱ手をかけたイッヌはかわいいよね〜。その犬と人の一体となったアクションがまた面白いったらない。室内であんなに口径の大きい銃をぶっ放しまくって犬の耳が悪くならないかだけが心配でしたが。

その犬ですが、殺人マシーンのジョンが人間として見られているのは犬からだけなんじゃないかと。心配し、帰宅を喜び、一緒にいる。犬はジョンを「好きな人」として見ています。だからジョンも犬と一緒にいる時はつい普通の感覚を取り戻してしまう。犬はジョンと普通の世界を繋ぐ天使なんですよ。うん、犬の主成分は愛情ですからね。

いで今回の敵役がマーク・ダカスコスっていって「Hawaii5−0」でもすっごいしつこい敵役やってた人で、どうやら日系人寿司職人の設定なんだけど、お店の名前が「平家」でBGMがきゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」なんだよねえ。どういうセンスなんだ。そいでこの人が刀で襲いかかってくるんだけどものすごい大事な場面で片言の日本語を叫ぶんで、緊迫感がなくなっちゃってつい笑っちゃうの(^▽^;;2カ所ほどあるので必見です。

同じ殺し屋同士でもジョン・ウィックは特別な存在で、相手からリスペクトされて相手されるのが興味深く、また階段を効果的に使う感じがなんか死亡遊戯みたいな感じだったり、武器もナイフ、刀、もちろん銃、なんと本、馬まで使ってて監督さんの好きがいっぱい詰め込まれた趣味的な映画でした。

パラベラムはラテン語で「平和を望むなら戦いの準備をせよ」から「戦いの準備をせよ」を取ったもの。またはドイツ製19mmの弾薬の名称らしいです。この弾薬が出たかどうかはわからないのですが、この映画自体がChapter4で始まる大いなる戦いの準備なのではないかな。わーい、またジョンに会えるってことだね‼️またキアヌを待つ日々が始まるよ❤️

蛇足ですが、ジョンがローレンス・フィッシュバーン演ずるパワリー・キングに中指を立てるシーンがありますが、あれってやはりキアヌ主演の「コンスタンティン」で同じような味付けでやってたのでそのパロディかな❓考えすぎ❓「コンスタンティン」もここ最近続編が作成されるような話題が出てますもんね。こっちも待ってる‼️

しかしすっごく疲れた〜💦逃げ回って追いかけられて襲われて戦い続ける2時間半。クライマックスでは花火のように鳴り響くマシンガンの音に小気味よくジョンの大口径の銃が大砲のように花を添え、まるでミュージックホールでクラシックを大音量出聴いている気分でした。ジョンがやられるかもなんて心配なんかしてないけど(強いんでね)緊迫感が心臓に悪いの、この映画。すっかりジョンに同調してしまっていたんですねえ。

ぜひぜひ監督とキアヌの作り上げた交響曲を観に行ってください。こんな映画はテレビサイズで観るためには出来ていないの。