散歩好き

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キングスマン:ゴールデンサークル

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いやー、待ち遠しかった!TOHOシネマズ新宿で「キングスマン ゴールデンサークル」を観てきました。

前作でコマシたものにした王女ティルデ(ハンナ・アルストロム)とも順調で、仕事も充実しているエグジータロン・エガートン)を急襲したのはなんと死んだはずの元同僚チャールズだった。そしてなんと…

初っ端から予告編でやってたすごいアクションシーン使っちゃってこの先どうなるのかと思ってましたが、やはり楽しい仕上がりでした。

 

 

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面白いんだけど登場人物かたづけすぎじゃね?あの人もこの人もあの子も最後は最重要人物までいなくなるフラグで、もう進行中の第三弾とスピンオフに向けての布石なんだろうか。キングスマン、ステイツマンと来たから次は日本のニンジャマンとかどうですかね。千葉真一が親玉なの。パワーレンジャーみたいなのでもいいなあ。巨大ロボ出てきて敵を踏みつぶしちゃう。中国資本が入るんだったら京劇マンかなあ。青龍刀踊りながら振り回すの。超楽しみ[E:heart01]

でもですね…ハッキリ言って第二弾のこの作品、最初のよりはパワー不足。あの転げまわって笑ったり「すごい映像!」と見入ったりするようなノリがあんまりなくて、本格的アクションに重点を置いているような気がします。私は「コンスタンティン」とかギミックだらけの作品が大好きで「キングスマン」もその部類だと思っていたのですが、今回はそういうのちょっと控えめ(´・ω・`)ショボーン

前作のクライマックス、サミュエルLジャクソン兄さん扮するIT長者の手のひらがスイッチに触れている間は大量殺し合い、離れると殺しあってた人が我に返るっていうシーンと、ハリーが教会で信徒とものすごい殺し合いするシーンでは、殺し合いとBGMのご機嫌な音楽のアンバランスがもうたまんなくおもしろくてブラックすぎて脳が混乱する楽しさがあってもう何回見ても飽きないのですが、今作は期待を裏切りまあそうでもなかったりして。

しかし相変わらずイギリス人やアメリカ人をちょっと小バカにした表現がたくさんあってここはすごく笑える。なにせアメリカの組織「ステイツマン」はテンガロンハットにショットガンにガムをspit!ですからね!( ´∀` )ギャハハ!

音楽もサイコーです。最初のド派手なアクションシーン、BGMはプリンスの「LET'S GO CRAZY」。私のiPhoneにバッチリ入ってるヤツです。歌詞の中に「ヤクでもショックでも毒草でも死んじゃうよ」てのも出てきて、なんとなく意味深だったりして。

で、ステイツマンなもんでテーマ曲もバンジョーとか使ってカントリー調(ヒルビリー調)に作ってあります。「Kingsman Hoedown」だって。さっそくiTunes storeで買っちゃいましたけど、何度聞いても飽きないわあ。ほかにもジョン・デンバーとかカントリー音楽をふんだんに使ってて、隣で観てたウチのおっさんが感涙にむせび泣いていました。お前トシいくつだ。

音楽つながりで、今回のビッグゲスト。エルトン・ジョン卿大活躍。これは観ていただかないと。正気とは思えないような出方してますよ。必見。

そして前作の敵は環境のためなら殺人もいとわない(現実にもいるよね。誰とは言わないけどシーシェパードとか)IT長者、今作は無名のYouTuber並みに有名になりたい実業家と自分では思ってる麻薬女王、ポピー(麻薬でポピーってのが笑える)。演じるはジュリアン・ムーアですがハッキリ言って彼女新境地ですよ。すばらしい。こんなコメディエンヌいけるとは知らなかったなあ。彼女が住んでる所のデザインが素晴らしくて、セットなのがもったいないほどです。服もオシャレなアメリカのデザインなの。ここも必見。

コメディー映画でいてメッセージ性もあって、登場人物のキャラがたってて、アクションすごくて小技が効いててエログロもたっぷりで2作目観てすぐ3作目が待ち遠しかったりするんですが、こんな中毒性あるんじゃマシュー・ヴォーン監督も大変だ。がんばってね‼