上野の東京文化会館で「ジゼル」を観てきました。なんと初来日から60周年記念ですって。パンフレットによるとボリショイ・バレエの人気は凄まじく、ボリショイ劇場で観るにはいい席だと10万円とかかかるそうですね。あの華麗な劇場で観るバレエって考えただけでステキで一度は行ってみたいですが、それほどまでとは[E:coldsweats02]日本に住んでてよかったです。
今日の着物は黄色の塩沢紬の単に更紗の帯。やはり単のシーズンは着物姿がグッと減って寂しいです。
さて今日のジゼルはエフゲーニャ・オプラスツォーワ。本当はソワレのザハーロワ主演の舞台を観たかったのだけれど、ダンナによると「チケット瞬殺」だったそうでさすがですな。
ところがいざ観てみると、オプラスツォーワめっちゃいい[E:sign03]ロシア人にしては小柄で可憐で、心臓が悪くてショック死しちゃうジゼルにぴったりなのです。思わず感情移入しちゃうような演技力、そして何より正確な技術[E:sign01]
ジゼルってドンキみたいな派手派手しいフェッテとかあまりなくて地味なイメージがありますが、実はものすごく正確な技術力が要求されるのです。特に後半ではウィリーという幽霊なので、ジャンプしてもどんがどんが音が出るようでは興醒めも甚だしいし、首から背中にかけての硬い線は処女性を現す大切なところなので上半身にあまり動きもなく、しかも下半身はポアントで滑るように移動、この時もカツカツ音が大きいといけないのに音楽は静かなので大変です。オプラスツォーワは文句なし、素晴らしい技術を見せつけてくれました。大満足です。
ボリショイともなるとコールドだってすごい。ウィリーの皆さんの美しく幻想的なシーンは「来てよかった～[E:crying]」。ただ、暗い中ブルーの照明で踊るのでダンナがウトウト…ここ見ないでどうするねん[E:annoy][E:punch]と揺り起こしました。見どころを見逃してどうする[E:angry]
ジゼルは優雅でロマンティックで「ザ・バレエ[E:sign03]」という雰囲気が楽しめます。うっとり。しかもボリショイのジゼル観られるなんて幸せ[E:heart01]いつかモスクワに行ってボリショイ劇場でバレエが観てみたい…けど高価いか[E:sweat01]
