散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

ウィーン・フォルクスオーパー ニューイヤーコンサート

Image_2 今年は元旦からウィーンフォルクスオーパーのニューイヤーコンサートに行ってきました。行くたびに「おせちの準備で疲れてるし、洋服でいいかなあ」と洋服で行って「やっぱり着物で来ればよかったなあ[E:shock]」と後悔するこのコンサート、今年は疲れる前に準備して着物で行って大正解。新春なので明るめの色を着ようと、月下美人柄の若草色のお召しに、牛首紬に紅型染めの袋帯で。ちなみに月下美人花言葉は「快楽 艶やかな美人」…[E:coldsweats01] もう何回目かわからないけれど、来るたびに楽しいこのコンサート。今回は私の大好きな「こうもり」序曲があったり、初めて聴くヨハン・シュトラウス「エジプト行進曲」は曲中で楽団の方達が「らーらーらーーー[E:note]」と歌ったりするパートがあってびっくりしたり、「ウィーンの森の物語」で「ああ、ホルンがまるでファンタジーの角笛のように遠くから聞こえるような…」とうっとりしていたらフォルクスオーパーバレエ団のバレリーナ2人がまるで妖精のように現れてひらひらと舞ったりで、面白いったらありゃしない[E:sign01]前に座っていた子供さん達も飽きない様子でしたよ。 そう書くとこの楽団がイロモノであるかのようですがそれは全く失礼な事でして、19世紀にフランツ・ヨーゼフ即位50年を記念して創設された国民劇場のオーケストラなので、世界最高峰のウィンナワルツを聴かせてくれる楽団なのです。ウィンナワルツのあの独特なリズムは本当に難しい… 指揮は名誉指揮者のルドルフ・ビーブル氏。あれ?いつももっと若い人が来てるんじゃなかったっけ?と思ったら、今回をもってビーブル氏は日本ツアーからは引退されるそうで、どこの楽団より何回も聴いている馴染み深いこの楽団の節目に立ち会えたことに感動しました。それにしてもこのおじいさん、かなりせっかちなのか指揮台に着いたと思ったらすぐさま演奏が始まっちゃうのが面白かったうえに、お約束のアンコールでは指揮者を待たずにドラム打ち始めちゃったのが笑えました。 ああ楽しかった[E:sign03] また来年も行けたらいいな。