ポルトガルへ行って来ました 3日目
今日はコインブラ大学を見学して、ポートワインで有名なポルトへ向かいます。
直前に「世界不思議発見」で見たから楽しみだー[E:heart]
コインブラ大学の旧校舎の入り口にある門。「この大学に入る者は鉄の意志を持ってせよ」という事で、鉄の扉がついています。
創設者のジョアン4世像。本当の設立はさらに300年ほど前らしいんですが、リスボンに移転したりコインブラに戻ったりまたリスボンに行ってまた戻って、ジョアン4世がここに移してからは腰を落ち着けたらしいです。
ちなみにこの頃イエズス会が設立されて「じゃあ植民地に布教しない❓誰か推薦してよ」とジョアン4世が言ったところ推薦されて来たのがフランシスコ・ザビエル。
有名なコインブラ大学図書館。内部がものすごくステキなんですが、撮影NGなのが残念。金泥で余すところなく塗装された豪華な彫刻は重厚、蔵書の数々装飾も美しく、出るのが惜しいほどでした。
お隣には教会があります。画像が白っぽくなっちゃったけど…なんかちょっと乙女チックなカンジ。
ものすごくデコラティブなパイプオルガン。
アズレージョも美しい。こういうの見ると、当時のポルトガルの勢いがわかります。
コインブラ大学グッズ。
レストランやホテルではなく法学部。
マントをまとった学生がアルバイトで一緒に写真を撮ってくれます。1回2ユーロ。ここの大学の伝統で、好きな男子学生のマントの裾を女子学生が噛み裂く[E:coldsweats02]というのがあって、モテる男の子のマントの裾はボロボロだとか。どんな伝統や。
歴史地区にはかわいい飾りが。
ステキな彫像だなーと思って後ろにまわってみたら
あら❤️作者はきっとお尻フェチね。
朝早いんでお店も開いてないし。でもステキな街。ちょっと北欧に似てるかも。
アヴェイロに着きました。旧駅舎は
アズレージョで有名です。旅チャンネルで見たなあ。
ホーム側はこんな感じ。汽車を降りてこんなキレイな駅だったら気分がさぞ盛り上がった事でしょう。「いやー、ポルトガル来たわー[E:up]」みたいな。
ちなみにこちらが新駅舎。味気なーい。
バスの運転手さんがレストランに遠回りして街を見せてくれました。メインストリートは舗装工事中。
アヴェイロはヴェネツィアのように潟に発展した港町。なので「ポルトガルのヴェネツィア」と言われているとか。なるほどそれっぽいかも。
…って何これー[E:sweat01]
お昼ごはんのレストランの前に市場がありました。
見てるだけで楽しい。
お昼ごはんはここで。
おつまみが用意されてます。わーいオリーブだあ[E:lovely]
コリコリして美味しい[E:good]
パンも美味しいし、このミニコロッケみたいなのがまたいいね
鴨の炊き込みごはん。ポルトガルで食べた食事は全て美味しかったけどこれ秀逸‼️できたらお持ち帰りしたいくらい。スペインのごはんよりさっぱりしてて、ダシがきいてて食べやすい。でもやっぱり量多すぎ‼️「もったいないからもっと少なめにしたらいいんじゃない❓」と添乗員さんに言ったら「何回も言ったんですけど、『足りないより多い方がいいんだ』って聞かないんですよねー」だって。
おなかいっぱいでポルト到着。車酔いしなくてよかった[E:sweat01]
高台に建つポルト最古の教会、ポルト大聖堂。ポルトガルの教会ってスペインと違って金箔じゃなくて金泥(ニカワと砂金と漆を混ぜたもの)なので重厚で落ち着いた雰囲気。
ここにもやっぱりアズレージョ。
妙に落ち着きます。
これって何処にでもあるのね〜。
放し飼いの犬多い。
ドン・ルイス1世橋から見たポルト。
この橋の上部分は電車と歩行者専用なのです。
サン=ベント駅に向かいます。坂が多いなあ。
サン=ベント駅。1900年創建、アズレージョで装飾されたのは1930年頃ですが、ステキですね〜。
たぶんジョアン1世ポルト入場図…だと思う。
ジョアン1世は私の大好きな「アルカサル-王城-」の主人公カスティーリャのドン・ペドロ1世の従兄弟にあたります。ジョアン1世のお父さんはややこしいことにポルトガル王ペドロ1世で、カスティーリャ王のお母さんマリアの弟。
そういえばコインブラはポルトガル王ペドロ1世の愛妾イネスが殺害、埋葬された場所。当時王太子だったペドロ1世は父王に対し反乱を起こしますが王妃のとりなしにより和解。しかし王になってすぐまずイネスの墓を掘り起こし正式な王妃であることを宣言して王家の墓に埋葬します。続いてカスティーリャに逃げた下手人どもの引き渡しをカスティーリャ王に依頼します。甥であるカスティーリャ王はすぐさまそれに応じ、下手人どもを送還。ポルトガル王は下手人どもを八つ裂きにしたそうです。
「エンリケ」「セウタ」という字が読めるので、たぶんエンリケ航海王子でしょう。彼はジョアン1世と「カスティーリャ王の次女コンスタンスの夫ジョン・オブ・ゴーントの先妻との娘フィリパ」の息子。ちゅうことは、ドン・ペドロ1世の義理のひ孫かな。この人がいたから航海王国ポルトガルがあったと言っても過言ではない。
どはでで陽気な現地ガイドさん。
ここも旅チャンネルで見ました。
エンリケ航海王子の銅像の後ろはボルサ宮。現在はなんとポルトの商工会議所です。ここの「紋章の間」にポルトとご縁の深かった19の国の紋章が描かれているのですが、その中に葵の御紋があるそうですよ。
サン・フランシスコ教会。「ブラザーサン・シスタームーン」のフランチェスコ会の教会です。入り口のネジネジは中尾彬には当然関係なく、ポルトが港町であることからロープをイメージして作ってあるらしいです。教会建設は地元の方の寄付が不可欠ですからね〜。
内部は残念ながら撮影NGですが、やはり金泥で装飾された荘厳かつ美しい教会でした…が、私にはふたつ謎が残りました。
①なぜイタリアのフランチェスコ会がポルトガルにやってきてこの地に根付けたのか❓
当時ポルトガルでは異端審問とかあったし、ゴリッゴリのカトリック全盛期に…
②フランチェスコ会のモットーは「清貧」であるのに、どうして内部がこんなにデコラティブなのか❓
たぶんスポンサーの露出趣味と建てる人が自分の趣味で作っちゃった的な流れなのだろうが…
誰か教えてー。
少し歩くと港です。キラキラしてる[E:shine]
モザイクアートみたい
先ほど上から眺めたドン・ルイス1世橋。
うーん、リゾート気分[E:heart04]
橋の下まで歩いてみました。
天気が良くてカラッとしていて、汗はかくけれどすごく爽やか。みんな楽しそうでウキウキしていて、「すみません、写真撮ってください」と頼まれた人たちの弾ける笑顔。ポアロでよく保養地に出かける話が出てきますが、ああいうジメッと曇ってる日の多いところから来ると天国のように思えるかも。
まだ明るいですが晩ごはんの時間です。
エビのリゾット、ダシがきいててアツアツで、疲れてる時にぴったりのホッとする味だなあ〜。
ウエイターさんもホントに感じのいい人で、日本語で「オイシイ❓オイシカッタ❓」とニコニコ聞いていました。
外に出ると路面電車が。昔私の田舎にもこんな路面電車が走っていて、よく乗ったものです。モノレールになっちゃったけど、電停はこまめにあるし、高い場所までエスカレーターで登らなくていいし、乗り降りは路面電車の方が楽でした。
今日のホテルはクラウンプラザ・ポルト。
なかなかいいホテルです。
明日はスペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラへ行きます。
4日目に続く❗️