散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

「天上の虹」ついに完結!

Image

なんと30年という年月をかけて「天上の虹」が完結しました。

むかしむかし、大学受験がなんとか無事終わり、プラッと入った本屋さんで見かけたMimi DX(ミミデラックス)という小さいサイズの雑誌。たしか表紙は大和和紀先生の「あさきゆめみし」紫の上(子供時代)でした。そこに載っていた「天上の虹」はその後mimi excellent に引っ越し。サイズは大きく厚みは薄くなりました。当時わたしのアルバイトの時給が500円程度だったのにこの雑誌600円もして、貧乏学生だった私には大変な出費でしたが季刊だったこともあり必ず購入していたものです。

就職、結婚、出産と時は流れてMimi excellentは廃刊。「あさきゆめみし」はそのタイミングで最終回を迎えましたが、「天上の虹」は讚良が若いしまだまだ終わらんぞこりゃあ…と思っていたところ、なんと書き下ろしで続刊する事に。保育園に行っていた息子が小学生になり、中学生→高校生→大学生になっても終わらず、ついに!この日を迎えました。感無量です(T_T)

実在の人物、しかも奈良時代の女帝の人生を余す所なく描き、しかもその周辺人物の人生をも織り込んでいくという作業は気の遠くなる程の資料との闘いでもあったはず。よくぞやり遂げてくださいました。

この辺りの歴史に妙に詳しくなれたのは里中満智子先生がキチンと人物を書き分けてくださったおかげです。◯◯皇子は△△皇子と同母で××天皇系とか言えますし、万葉集の歌を読めば「ああ、あの皇子ね…」と顔が浮かぶ。旅行先で説明文を読んだり、歴史小説を読むときどれだけ助けられているかしれません。

30年。あっという間なんだなあ。トシをとるはずじゃのう…

青池保子先生の「アルカサル-王城-」も23年越しで終わったし、残るは「ガラスの仮面」だけだぞ、美内すずえ先生!ちなみに「ガラスの仮面」の単行本を初めて買ったのは小学5年生∑(゚Д゚)もうすぐ40年では

あーりませんか。連載が終わるのを見届ける日は来るのか…?