TOHOシネマズ府中で「ヱヴァンゲリヲン・破」を観てきました。
「序」の公開時はうちの家でヱヴァファンは私だけで、どうもヲバサンひとりで観にいくのは恥ずかしく、かといって観ないのももったいないし・・・と悶々としているうちに公開が終わってしまった。しかし今回はうちのヱヴァファン率は100%となり(私のひそかな教育の成果か)、めでたく今日ダンナと2人でシアターで見ることができたのでしたヽ(´▽`)/
それにしても若いオニーチャンばっかりだ・・・私らカンペキに浮いてた。
でも、観に行ってよかった・・・
美しい!大迫力!全国のヲヴァさんヱヴァファンよ、勇気をもってぜひ劇場へ!
はっきり言ってヱヴァは深く深く潜行し、広がりはしないだろうと思っていました。しかし「破」では新たな展開を見せ、大いなる驚きを私にもたらしました。
まず、人間関係の親密さをアップしたこと。TV版ヱヴァにおいてはいつもATフィールドの問題もあり個人対個人の距離はできるだけ開いたままドラマを展開していたように思います。しかしそれでは相手を失った時の衝撃は最小限に抑えられてしまうというドラマ上の弱点ともなっていたのですが、今回シンジ・アスカ・レイ間の距離をグッと縮めたことによりラストシーンへの説得力がグッと増したように感じました。
もっともうちのダンナはベタなレイファンなので「あんなのレイじゃない!レイはもっと人間とは一線を隔した超然とした存在であるべき」と反発を覚えていたようですが・・・私はレイがきれいすぎるのがちょっと神秘的すぎるかな?と。人間性を目覚めさせるならもうすこしカジュアルな、TV版くらいのビジュアルくらいがいいのではないかと。
アスカの扱いも驚きで、よりストーリーに深く関わっています。これだけのキャラだから、ただ精神崩壊を起こしてフェイドアウトさせるのだけではもったいないということでしょう。しかし私はあのアスカの量産型との戦いをつらくて見ることができないので、ここでつらい思いした分、次回は大丈夫なのかなあ・・・と思ったら「Q」の予告で・・・ぐぐぐ・・・
そのアスカの登場シーン、超カッコよかった!
ラストへのストーリー展開も一貫性があります。というか、TV版では色んな複線をすべて「ありがとう」ですっ飛ばしてくれやがったので、「破」「Q」で収集がつくのか疑問だったのですが、「終わりの始まり」を明確にし、ヱヴァの存在意義をリツコによりわかりやすく説明できていたと思います。いや、わかりやすさを追求すべきではないと思いますがね。方向性がね。
マリもすごいキャラですな。この人が出ただけで従来のヱヴァがバーンと変わる。ヨーロッパ・ロシアにも「第5使徒が消滅」とかなんとかさらっと話があったなあとは覚えていたけど、こういうカンジで出されるとすごく身近に感じます。使徒やエヴァもCGをフルに使っていたのでちょっと「マトリックス」を思い出しました。すごい迫力!ツカミは超OKでいきなり引きずり回されました。
・・・とまあ私としては大満足なんですが、また2年待たないといけないのか。楽しみだなあ。しかしこれで「Q」で最後「おめでとう!」ってやったらもう私逆に尊敬しますね。で、劇場のみなさんで「なーんやそれ!」って松竹新喜劇みたいにコケたいですね。