散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q ☆☆☆☆☆

 e.jpg
待ちに待った「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」1週間で3回も観ちゃったよ今回息子は「腐女子におもねりすぎ!」と怒っていましたが、私はカヲル君大好きだから萌えまくりましたよん。

あれから14年(旧劇場版公開から14年ということもあるのね。長い間ヱヴァを観ていることよ・・・)。ヱヴァ初号機はヴィリの一部と化しており、シンクロ率もほぼゼロになったシンジは零号機で現れた綾波ネルフに戻るのだが・・・

カヲル君とシンジが連弾をするシーンがあるのですが、サントラ買ったらパンフに楽譜が付いてて嬉しい。ミミコピの方が手っ取り早いんですが、ちょいちょい弾いて楽しんでます。いい曲だ。
 eva3_still01_large.jpg
「序」「破」に比べると暗澹たる雰囲気漂う「Q」でして、劇場から出てくる女子から「おもしろくなあい!暗ーい!」とかいうご意見が聞こえましたが、いやいやお姉さんたち、もともとこんなカンジなんだから。前2作が例外的に明るかったんだってば。

でも、昔からアニオタだった私(と最近やっと自覚した。)からすれば、突っ込みどころ満載のQはホント楽しいですよ。「ミサトさん、沖田館長になっとるよ?館長は赤いスタンドカラーじゃないとだめなのかね?」「あれ、あのニューキャラ、どっかで見たことある・・・?」「あのおっさん、佐渡さんに似てる~いっそ艦医にすればいいのに~」「マリが歌ってるのって『グランプリの鷹』・・・?超なつかし~!!」「みんな14年も経つと目の下に年齢が出るね~。リンクルケアしないと!」とかね。

そして今作でも繰り広げられるワケわかんない用語の嵐。これが楽しみでヱヴァ観てるといっても過言ではありません。2ちゃんスレ読んでるだけで超楽しい。スレの冒頭とか読んでると「おお~」と声が出ますよ。そう、こういう「あーでもない、こーでもない」と観た後にごちゃごちゃ話し合ったり答え合わせしたりするのが楽しいのですよ。

そして今作で興味深いのは、旧劇場版とのリンクです。
うちの旧のビデオを見ようと思ったらビデオデッキがイカれていて、ビデオがデッキに何回入れても入らなくて「なぜ私を拒む~!!」とダンナが叫んだのが超おもしろかったりしたので、改めて密林でDVDを買って鑑賞しましたが、なるほどこの14年の謎を埋めるものが沢山あって納得しました。巨大なレイ(?)の頭部とか・・・Qは「旧」の続きなのか?

「今度こそ君を幸せにしてみせる」
「いい音が出るまで反復練習」
というカヲル君のセリフと予告のリピート記号などから、この世界はループしているのではないか?という「作品ループ説」のような説があるようですが、なるほど頭のいい人がいるよね~。とすると、庵野監督もいい作品が出来たと思う時までループするつもりでいるのかな~?

しかしいい世の中になったなあ・・・
私みたいなおばさんが一人でヱヴァ観に行ってもさほど恥ずかしくないほど観客層が多様化してきています。もっと年配のご夫婦、もちろん見ただけでわかるヲタク、中学生、高校生、大学生(お前らTVシリーズの時生まれてないだろ!と突っ込んでみる)、若いカップル、おっさんひとり、おばさんひとり(まあ、ここは少ない)、20代女の子グループと、結構映画館に足を運ぶ方だとは思うんですがこんなに観客層広い映画ってあんまりないですよ。もうすでにヱヴァは国民的関心事といっても過言ではないのです。言い過ぎではないのです。めっちゃ楽しみにしていたのです。そして今も、次回作が楽しみで仕方ないのです。