今年も恒例のウィーンフォルクスオーパーのニューイヤーコンサートに行ってきました。今日は着物で行くとDVDがいただけるということなので、一張羅の大島紬と牛首の帯で。DVDは2009年のニューイヤーコンサートのものでしたが、いつでも楽しいコンサートなので嬉しいな[E:happy01]
ニューイヤーコンサートなのでいつも軽めの選曲ですが、今年はちょっと甘めかな❓
プログラムは
スッペ:オペレッタ『ウィーンの朝、昼、晩』序曲
Franz von Suppé: Ein Morgen, ein Mittag und ein Abend in Wien, Ouvertüre
ヨハン・シュトラウス I:カチューシャ・ギャロップ op. 97
Johann Strauss I: Cachucha-Galopp, op. 97
→これ面白かったー。スレンダーなお兄さんが指揮者と一緒に出てきたんで誰かと思ったらパーカッションの方が両手にカスタネットを持って打ち鳴らし、それにバレリーナが絡むという趣向でした。
Franz Lehár: from "Die Lustige Witwe"
カールマン:オペレッタ『マリッツァ伯爵家令嬢』から
Emmerich Kálmán: from "Gräfin Mariza"
Hans Christian Lumbye: Kopenhagener Eisenbahn Dampf Galopp
→蒸気機関車を写実的に表現した楽しい曲。パーカッションのみなさんが駅員の帽子を被り、指揮者がホイッスルを吹きます。
ヨハン・シュトラウスI:ため息のギャロップop. 9
Johann Strauss I: Seufzer-Galopp, op. 9
→激しい踊りで疲れてため息をつくのでこの曲名なのですが、オーケストラのみなさんが「アー[E:down]」とため息をつきます。
ヨハン・シュトラウスⅡ:オペレッタ『くるまば草』序曲
Johann Strauss II: Waldmeister, Ouvertüre
ヨハン・シュトラウスⅡ:オペレッタ『こうもり』から三重唱
Johann Strauss II: Terzetto from "Die Fledermaus"
→三重奏が迫力満点‼️おなじみの序曲のメロディがチラチラ出てきて楽しい。ドイツ語出来たら歌ってみたくなります。
ヨハン・シュトラウスⅡ:ワルツ『美しく青きドナウ』op.314
Johann StraussII: An der schönen blauen Donau, Walzer, op. 314
→さすがです[E:heart01]
などでした。
その他サプライズとして東北大震災の子供たちへのチャリティとして指揮者自らが作曲した「さくらワルツ」が演奏されました。往々にして欧米の方が日本風と銘うつと中華風になってしまうのですが、きちんと和風。三部構成で和風→ウィンナワルツ→和墺融合となっており、指揮者のグイド・マンクージさんの日本への感情がよく現されていて、ちょっとジワッときたりして…
彼はウィーン少年合唱団の一員として来日して以来何度も訪日しているせいなのか、ビジネスライクでは決してなく、心から日本を愛していると音楽を通じて伝えてきてくれます。言葉など必要ありません。私たちを愛してくれている人たちの心が紡ぐ音、それこそがこのコンサートに毎年惹きつけられる理由なのかもしれません。