散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

紅葉の京都に行ってきました 2013 その2



2日目は醍醐寺からスタート。今日も一日頑張って歩かなければ…



数年前に初めてここへきました。冬で、もう紅葉も終わってて、道は大きな石がゴロゴロしてて足をグネりまくり、茶屋の前には焼き山栗屋がぽつんと一軒、どこもここも修理中のシート覆われていて物悲しい気分になったのですが、今回は道もきれいで歩きやすいし、ほとんど工事の養生もなく、素晴らしく手入れされています。素晴らしきかな、世界遺産

でもさあ、この三宝院だけはいただけない!
おっそろしく美しいお庭があるにもかかわらず、撮影禁止。すると必然的に思い出のよすがにパンフレットの写真を頼ることになるのですが、その美しさが反映されていない。ヨアアイズオンリーってわけですかね。仕方がないので必死で脳に景色を焼き付けましたが切実に限界を感じるので、なんとかして欲しいです。


国宝の唐門。黒の漆塗りに金箔って、超秀吉っぽい!










あれ〜?前回来た時って、こんなにきれいだったっけ…?


国宝の五重塔。見た目なんだかズッシリしてるなあと思ったら、パンフレットによると「相輪が塔の全体の1/3を占めるため、安定感を与えている」のだそうです。素人目もなかなかだ。


これまた国宝の金堂。926年創建→2度焼失→1600年秀頼の時代に完成だって。ストーリーがある。


電車に乗って、次は山科の勧修寺。900年に醍醐天皇創建。


ここのお池で発見されたんだって。どうして?


おお、期待できそうです。


へえ〜。黄門様のね〜


水鳥ではなく、カラスなのが残念…


この池の氷を毎年1/2に取って宮中に献上し、五穀豊穣を占ったそうです。今は枯れているけど、蓮の季節はさぞや。


池の周りを散策しようと思ったらこんな立て札が!どんな大いなる危険が私たちを待ち受けているのか冒険心がくすぐられますが、そう言うならやめておきましょう。





期待に違わずステキな紅葉でした。


朝食をたらふく食べたので(グランヴィアのビュッフェスタイル朝食は美味い!)、3時ですが昼ごはんに山科の駅前で立ち食いうどんを食べて、毘沙門堂へ。ここのうどん、安くて美味しいんですよ。

うどんを食べ終わって出発する時に
「時間が押してきたんで、ちょっと早足でね」
「150m先左折800m…また坂道…?」
「いや、平らだよ」
「ホント?じゃあがんばる」
嘘つきっ!ダラダラ坂道じゃないですか[E:coldsweats02]

夕方に近いこの時間でも、細い道は駐車場に入る車で混雑していました。もっと早い時間だと大変だったでしょうね。


ハアハア[E:sweat01]着いたようです。


雰囲気ある〜…ってまた階段か[E:dash]




内部に入るとお坊さんが襖絵の説明などして丁寧に案内してくださいます。右から見るのと左から見るのとでは長さが違って見える机の絵とか。これ、ウフィツィ美術館にあった、ダ・ヴィンチの「受胎告知」に描かれたマリア様の腕と石櫃と一緒の手法だよね?

宮様がお会いにならないお客を待たせておいたお部屋の襖絵は、梅にウグイスでなく、他の鳥。鳥が合わない…取り合わない、という判じ絵ですが、わからないとズーーーっと待ち続けなければならないという、京都のイケズ文化は「ミヤネ屋」に出たそうですよ。


「そうだ、京都行こう。」はここ。今は紅葉の見頃なので階段が見えますが、散ると真っ赤な絨毯を敷き詰めたようになるそうです。

この後、結構時間が押していたためシャキシャキ下山したわけですが、やっぱ下りは楽やね…

やはり恐れていた通り、かなりの強行軍で帰宅後左足のスジを痛めていたのがわかりしばらく苦労したわけですが、きれいな紅葉を出来るだけたくさん私に見せてあげたいというダンナの気持ちの表れと解釈したいと思います。決して気が短くてせっかちなせいじゃないよね?!ま、おかげで紅葉を思いっきり堪能できた旅でした。