散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

J.エドガー ☆☆☆☆

340895view001 TOHOシネマズ府中に「J.エドガー」を観に行ってきました。長い映画・・・2時間半もありますが、観はじめればあっという間でした。なるほど、レオ様はトシとるとフィリップ・シーモア・ホフマンになるのね。

ジョン・エドガー・フーバー(レオナルド・ディカプリオ)はFBIの初代局長となり実力を発揮、歴代の大統領の秘密を掌握し、権力は計り知れないほどだったが、彼には重大な秘密があった。それは・・・

やはりイーストウッド監督すごい。けど、特殊メイクがへたくそだと思います。特にクライド・トルソンのフケ顔はひどい。白浮きしたゾンビのようだ・・・

340895view005 ①マザコンである。
②バイである。(
ダンナは理解できなくて混乱していた。)
③彼の情報の主な取得源である盗聴は半分趣味である。
④吃音を克服した。(ここは偉い。)
⑤女装趣味もあるらしい。(
女性の衣服の方が着て楽しいよねえ。)
⑥過剰な激高状態や疑り深さ、同じ場面で同じ行動をすることにこだわる、他人の気持ちを考えずに発言する、あまりにも少ない信頼関係の置ける仲間等を鑑みるに、ある種の障害があるということが感じられる。

現在ではまあ珍しいことではない事柄ですが、「ブロークバック・マウンテン」を観てもわかる通りゲイであることが知れると命が危ない地域もあるわけで、これら自分の「弱点」を自らの努力によって隠し、苦しみ、あがいていた才能あふれる男性の悲しさが胸に迫ります。せつない。

そして彼が自らの精神のよりどころとして愛し頼りにしたトルソンは、時にぶつかりながらも公私ともに優しくサポートする、理想の妻です。年老いた二人が朝食を食べるシーンは思わずじーんとなりました。愛にゲイもレズもストレートもない。身体の不自由になった妻のゆで卵を文句を言いながらむいてやるダンナは、フツーの長年添い遂げた夫婦として、自然に見えました。 

そしてその場で「あの時の汗」について説明するフーバーは告白します。こんなん気づいてるかもしれんけど、今言いたい、ずっとずっと君を愛していたということを・・・
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。ウワーン イーストウッド、泣かせる!

上映館が意外に少なかったり、結構評価が「フーバーが生ぬるい」とかいう感じですが、私はこの映画大好きです。フーバーの表側がイマイチ生ぬるいのは、みんなフーバーがどんな人か知ってることを前提にして、あえて私生活の方に焦点を当てたからだと思います。そうじゃないと3時間半あっても足りないよね(;´▽`A``