マイカル武蔵野ミューで「ジョニー・イングリッシュ気休めの報酬」を観てきました。
もしあなたが友人をこの映画に誘い、「えー、私ミスタービーン苦手~」とか断られてひとりで観に行った後、かならずあなたは友人に必ず言うでしょう。
「めっちゃ面白かったよ!あなたも観ればよかったのに!」
かつてはイギリスの諜報機関Mi7で花形だったジョニー・イングリッシュ(ローワン・アトキンソン)はモザンビークで大失敗をしてクビ。そして5年後、新たに活躍の場を与えられ復帰したジョニーは意気揚々とMi7に向かったが、久しぶりに見る職場は彼の想像を超えていた。そして彼は香港へ!
題名を見てもわかるとおり、009シリーズのパロやおちょくったシーン続出。ダニエル・クレイヴ以外の009シリーズって私はちょっと実は好きではないんです。だってイタいほどスカしてるし、キレイなお姉ちゃんが出てきてウッフーンでしょ?ごめんね、ファンの方・・・でもこの映画ではアンチ009も驚くほどの逆手ぶり。私の持ってるマイナスイメージを笑いというスパイスで味付けし、見事な料理で出してくれました。
もう最初から最後までずーっと笑いっぱなしなのです。しかも「ふふん」じゃなくて「(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ」てカンジ。遠慮なんかしてらんない!前に座ってたお兄ちゃん2人もヒーヒー言ってましたよ。Mr.ビーンでは顔芸がちょっとしつこくて合わなかったのですが、今回顔芸は若干おさえめなのでとっても見やすい。ベタなギャグはまるでドリフ。小さいころに帰って、ドリフの生中継を見ている気分でした。しかしローワン・アトキンソンはオックスフォード卒、バリバリの理系なのだそうです。だからなのか彼の笑いはすごく計算されていて、緻密で、シリアスです。
そして意外にも、スパイ映画としてちゃんとしてるんです。これ大事。
これだけ褒めちぎってるのに☆が4つなのはなぜか?それはねー、車いすカーアクションシーンが凝った割にイマイチキレが悪いから。特撮に頼ってもよかったんじゃないかなあ。
もうすぐ公開が終わっちゃいますが、せめてDVDででも見てください!落ち込んだ時の特効薬になりますよ。それから、エンドロールは必ず見てね、おまけがあります。