散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記

1_2 ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」を大泉オズに観にいきました。ここひさしぶりだなあ。オズの一番小さいシアターはなんだか宙に浮いて映画を観ている様な感覚があってとても好きです。今回はめっちゃでかいスクリーン。たまにはこういうアクションも観てスッキリしたい。

2_2 今回もトルネードに巻き込まれるような速いテンポで謎解きに次ぐ謎解きで、息継ぎができないような密度です。しかし、後で考えてみるとなんだか煙にまかれたような印象が。一つ一つがザツなんだよね~。ハイ次!ハイ次!みたいな。言ってしまえば「浅い」。でもまあ、そんな深刻な映画でもないのだからこれでいいのかな。

5_2 なんでここに人がいないのかな?とかどうしてこんな時間があるのかな?とか突っ込みどころは満載なんですが、いいか別に。

エリザベス女王を演じたら世界一のヘレン・ミレンが主人公のお母さんでもあり言語学教授として出てきますが、めっちゃいい味だしてます。仮にもデイムの称号をもつアカデミー賞女優が水かぶったりどろだらけになったり「とても楽しかったわ!」と言う彼女はやっぱ大物だ。

6_2 そしてすんごいセット。インディ・ジョーンズみたい・・・虫は出てこないけど。でもなんだか中途半端なんだよね~。極めてないっていうか、物足りないっていうか・・・CGの使いすぎは質感が失われて全体がカルくなると思います。

唯一笑った「真実の口」のシーン。一緒に観にいった息子は「ローマの休日」のパクリ(オマージュですな、この場合)に気がつかない。なんて残念なんだ。

というわけで、スッキリしたようなしないような、かといってまったく面白くないわけではないというモヤっとした映画でした。