TOHOシネマズ府中で「ゾディアック」を観ました。
上映中ずっとなんとなく気分が悪かったのは、不協和音を上手く使ったBGMのせいか、はたまた何回も私の背中をドカドカ蹴りまくった後ろのおっさんのせいでしょうか。
「どんなに足が長くても前の席を蹴らな~い♪」と上映前に何回も言ってるのに、後ろのおっさんはまったくムシですか。2・3回なら黙って許す寛大な私ですが、10回以上になるとキレまして上映後、おもいっきり注意して出ました。(これほんと。)ジェイクの次回作をずーっと待ってた私にあんまりひどい仕打ちです。ま、おっさんには関係ないことですけどね。
「デイ・アフター・トゥモロー」でかわいい息子ちゃんをやってたジェイク・ギレンホール君は「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」で大学院生になり、「ブロークバック・マウンテン」でゲイのカウボーイに変身し、「ジャーヘッド」で狙撃兵、そしてこの作品ではお父さんになっていました。この間2年しかないのにさ。お母さんはもうちょっとカワイイコでいてほしかったわ・・・。
こんなに長い映画だとは知らずに観てしまったので、後半ちょっとトイレに行きたくなっちゃって、おっさんのおかげでイライラしてるし「えっ、こっから本題なの?!」とびっくりしました。
ゾディアック事件の犯人が捕まってないというのは明白なので、いったいどういうオチをつけるのだろう・・・とばかり考えていましたが、いい意味で裏切られました。
ゾディアックによって変わっていくそれぞれの人生。当然アリでしょう。しかし、継続し、積み上げ、年月がかかってもやり遂げる人生というものは誰でもが手に入れられるものではありません。たとえ犯人がはっきりしなくとも、目的を持った人生はとてもうらやましく思えます。そのほかの幸せを犠牲にしたとしても。
マーク・ラファロと組んでた人(アンソニー・エドワーズ)、「トップ・ガン」のグースなんですね。時の流れを感じます。