TOHOシネマズ新宿で「ゴジラ-1.0」を観てきました。
金曜日の夜なのに意外にお客さん少ないな❓みんな3連休で疲れちゃったのかな❓
シンゴジラでの熱狂も記憶に新しいところに再びゴジラということはそれなりに差別化が大事ですが、前者は「今この国をゴジラが襲ったら政府にどんな事ができるか」に重点を置いた少々シニカルでサブカル味の強いもの、後者はゴジラそのもの愛に「三丁目の夕日」を足したもの、って感じだろうか。
様々コラボキャンペーンがうたれてますがその中でも秀逸なのがこれ‼️「規格外の者たちへ」のコピーも激シブ‼️
まあツッコミどころはたくさんありましたよ。なんでもっと早くから避難しないでいまさら足元で走っとるんかいとか、あの銀座でなんでバッタリ出会えるのかとか、みんな怪我する時に擦り傷切り傷は負わないのかいとか、あの落ちた水は何だね銀座にあんなのあったっけとか、奥さん当初の活発なのどこ行ったの上品になりすぎだろとか。(ありすぎか)
まあまあそういうのは瑣末なことですよ。
今までのゴジラは襲われる人間の方は蟻退治の時の蟻🐜くらいの立ち位置で踏まれ役みたいになってて、ドラマと言えばそれはもうチャチなもので、ハッキリ言ってドラマパート要らない、だったらこの尺を怪獣に使ってくれって程度でした。
その意見をズバーンと具現化したのがシンゴジラで、いっそ清々しかった。
立ち返って初代ゴジラですが、ドラマはさておいても印象深かったのは実況アナウンサーがゴジラの接近によって危機的状況になった時「皆さまさようなら」と言っていたこと。脇役どころかチョイ役だけど、「ああこの人の人生はここで終わるんだ、最後まで会社員として死ぬんだ…」と衝撃を受けました。
今作このアナウンサー出てきます。初代リスペクトってやつです。こういうの好きです。でも初代みたいに声だけじゃなくてホントに危機的状況です。こういう時だからこそドラマが必要なんだな、このアナウンサーにも生活があろうに、と思わせるのが主要ドラマパートだったりするのです。
神木隆之介演じる敷島はウジウジしたやつで、観ててイラッとくるくらいです。演者のみなさんの演技もやや大きめ、人情ものの雰囲気たっぷりです。でも時代が昔なんでこのくらいがちょうどいい。さらっと現代っぽくやるとスマートすぎるのです。人情ゴジラには味付け濃いめです。
だからこそ、作戦に入ったところでガラにもなくドキドキしてしまった…それぞれのプロの人たちがひとつになってジャイアントキリングに向けて全力で向かう様はさながら「プロジェクトX」、いや、「魔改造の夜」のが近いか…❓
最初にゴジラが出た島の名前、アナウンサー、作戦等々初代リスペクトが多いので、初代を観てから行くか行ってから観るかするとより一層楽しめるかもしれません。