待ちに待った3年ぶりのニューアルバム「祝典」‼️
朝からこればっか聴いています。
特筆すべきは「ミステリオン」。どこの音楽なのかわからないようなエギゾチックなサウンドで困惑させておいて、今まで無邪気に彼女たちが歌ってきた「夢はいつか叶う」こととは少し違う「夢を叶えるためには獣道にあえて踏み込む勇気が必要だ」といった意味合いの、彼女たちのこの数年の迷いや戸惑いを乗り越えてきたアーティストとしての覚悟というか進む道を現していて鳥肌が立った。
全曲通してアレンジも素晴らしくて、特に「momo」は「ピンキージョーンズ」などの名曲を手がけたNARASAKI氏によるものだが、インターミッション(珍しいな〜)を経て曲に入った瞬間、違う世界にバーンと飛ばされるような感覚を覚えた。広い草原に風が吹いていて誰もいないが何かがいる、畏れに近い感覚。
そう、私たちは以前のわたしたちではなく、コロナという災厄を乗り越えつつあり、新しい生活、習慣、以前の生活に対する否定や懐かしさを抱きつつ違う私たちになりつつある。アンシャンレジームの崩壊ですわよ、皆様❗️by川原泉
最後の曲、なんと懐かしい「また会う日まで」。古い価値観を持った自分とさよならしてその時心は何かを話すだろう…。もう古い私はおらず、生まれ変わった私がいる。その飛翔したお祝いとしての「祝典」なのだな…
と独りごちながら、ご自慢のイヤホンでいい音を愉しみつつ(いや〜ホントこのアルバムいい音で、録音とかすごい凝ってるんじゃないかと。知らんけど。)ウォーキングしていたらやたら楽しくなってきてついいつもより遠くまで行ってしまい、とても夕食の準備に間に合わず帰りはバスを利用するというアホをやってしまったのであった。