話題の「ナイブズ・アウト」をTOHOシネマズ府中で観てきました。見始めたらなんとなくあれ❓あれ❓これってもしかして…と身を乗り出してしまいました。
これって…
アガサ・クリスティのドラマ版「書斎の死体」や「ポケットにライ麦を」のリスペクトなの❓o(^^o)(o^^)oワクワク
朝の豪邸。お茶の入ったカップをトレイに乗せたメイドが台所から格子模様の木のパネルの壁の前を通って階段を上り書斎に入るとそこには莫大な財産を持つ老人の死体、トレイを取り落とすメイド。よく見るクリスティのドラマのシーンです。
探偵は妙に洒落めかした、南部の訛りのある男。ポワロだよね⁉️舞台がアメリカだからフランス語じゃないし、ポワロより神経質じゃないけど。
でもタダのコピーとかリメイクとかそんなのじゃない。
現代のはずなのに何故か時代を感じさせる画面。最初に出たマグカップの、最後の鮮やかな再登場。意味ありげなあの字にはこんな意味があったのかと納得。心がかき乱されるいい作品でした。
個人的に嬉しかったのは「トゥルーライズ」で天才コメディエンヌっぷりを見せつけてくれたリンダ役のジェイミー・リー・カーティスが相変わらずのコミカルさに加えて、一家の女王としての威厳に溢れる堂々とした演技を見せてくれている事。こういうのを見るとトシを取るって悪くないなと思います。
あとクリストファー・ブラマーさん長生きして下さい。(最近こればっか)