散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

2001年宇宙の旅

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TOHOシネマズ新宿で「2001年宇宙の旅」を観てきました。だって、TVサイズでしか見たことないこの作品を製作50周年記念でIMAXでやってくれるっていうんだから、行くしかないよね。というのもこの作品は大画面で上映するのを前提にしているので、IMAXだったら文句ないでしょう。

あまりにも有名すぎるこの作品、オペラのように照明がついているのに前奏曲が流れ、インターミッションもあり、それが終わると間奏曲が流れる。最後にインターミッションがある映画を観たのはいつだっただろうか。世紀の問題作マイケル・チミノ監督の「天国の門」だったような気がする。(なんとこの映画、ダンナとの初デートで観たのです。もっとほかにカップルが見るにふさわしい映画があっただろうに、何を考えてロシア移民虐殺問題の映画など観たのだろうか。)まあおかげでインターミッションの意味も知っていたので、さっさとトイレに行けて並ばずに済んだのはラッキーといえるかも。

 

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 ものすごい数のパロを見てきているので、冒頭の「ツァラトゥストラかく語りき」の流れる映像を観ただけで申し訳ないけど笑いがこみあげてくる。それにしてもCGがない時代、よくもこれだけの映像を作れたものだと本当に感動。というかむしろCGよりも存在感があって、すべてが実在するような気がしていっそう映画に入り込めます。しっかし驚いたなあ、タブレットでTV見るシーンがありましたよ。そんなにすごい想像力なのに、宇宙食は不味そうな流動食なんだね。NASAの協力で得た本物らしいですが、あんなに科学が発展しているなら食べ物ももっとなんとかなりそうだけどね。
 
 
そして驚いたのが、難解だとされるこの作品を意外に理解できること。すべてをはっきり理解できるわけではないけれど、映画を観だしてウン10年、学校を卒業しこの映画が影響を与えた作品もそれとは知らずたくさん見て、本も読み、まあ要するにトシを取って経験値が上がったんですね。わからないのに無理してニーチェ読んでよかった。(身になっているかは別ですがね。)もちろん観終わった後は町山智弘氏の映画塾などYouTubeで見てなるほどとうなったりして、自分の足りなかった知識を埋めるのもまた楽しいものです。
 
 
特にクライマックスシーンがうすぼんやり自分で理解できたのが嬉しい。ああこれワープだね、星の誕生と成り立ち…ああ、宇宙人がボーマン船長に教えてくれてるのね…このステキなホテルの部屋はもしかしてより一層高次へ生まれ変わるための子宮?心地よい空間であるけれど子宮の中の記憶はないので、一番居心地よかった空間の記憶なのかな?そうするとこの胎児は…このトシになって初めてこの映画の原題が「2001 a space Odyssey」だと知ったので、オデッセイアということはいろいろあって帰ってくるわけだから、これはボーマン船長がレベルアップして帰還したということかしらん…
 
そしてもうひとつ楽しいのは、この映画が影響を与えた作品があれとあれだな、と思い当たること。いまさらですが「エイリアン」なんかモロなんだなあ…
 
 
そして結論。映画は映画館で観るべし。何回もTVで見ているしビデオも借りたはずなのに、今日大画面で観て初めてその全体像がつかめた気がしました。やっぱTVで観るときって集中力が散漫なんだなあ。大画面だと小さい字もよく見えるし…宇宙ステーションのロビーにHiltonて書いてありましたよ。そんでもって監督さんが大画面で観ろって言ったらIMAXで観るべきだね。肝に銘じます。
 
 
追記:常々宇宙人物を宇宙人が出てこないまま作るなんてキューブリックってすごい天才だなと思っていたのですが、今日映画塾の中で答えが。なんとデザインした宇宙人を巧く操ることが出来なかったからだったなんて[E:shock]