TOHOシネマズ渋谷で「コードギアス 反逆のルルーシュ 興道」を観てきました。どうして最近アニメを観に行くと大雨が降ってしまうの。
自分を棄てた国に復讐を誓う皇子ルルーシュはみつめた相手を思う通りにする力「ギアス」を手に入れ、「目の不自由な妹が安心して暮らせる世界」を手に入れるために反逆を開始する。
TVシリーズを再編集して新しいカットを加え、新規に録音し直したもので、意外に長尺の2時間20分。しかし一気に引き込まれていたせいか、「あれ❓もう終わり?そういや色々あったわ」という感じでした。
単なるリメイクじゃなくて、うーん、なんと言えばいいのか…私だったらダイヤモンドラフのカッティングに例えますかね。これは来年2月に公開される二部、5月の三部がとても待ち遠しくなりました。 TVシリーズを観るのは面倒だけどなんとなく気になる方、こっから入れば大丈夫‼️
ファーストガンダムが公開された時、私は中学生でしたがものすごい衝撃を受けました。ザビ家のみなさんは確かにキツめのビジュアルですが(及川光博さんを初めて見たときはガルマ・ザビかと思ったわ)、ジオン軍が悪役であるという設定はない。敵役のはずのシャア・アズナブルのカッコいいことったら。壮大なスペースオペラに私達は夢中でした。
そのずっと前「海のトリトン」ではトリトン側の視点で観ていたのに最終回では全く予想もしない立場の逆転がありました。これは原作は手塚治虫氏ですがTVアニメはガンダムの富野由悠季さんのオリジナルなので世界観に似たところがあり、子供ながらショックをうけたものです。
新造人間キャシャーンも立場の逆転がありまして、それはもうびっくりしました。まあこちらは白鳥に化けたキャシャーンのお母さんが敵のボスにいつも膝で撫でられてるという設定が子供心に「変態…❓」と引いていたことも事実…ですが、名作としてそれぞれ私の心に刻まれています。ちなみにキャシャーンのOP曲はすばらしい。アウトロは聴くたびゾックゾクします。
話が逸れましたが、ですのでこのピカレスクロマン「反逆のルルーシュ」は私の好みにぴったりで。シャアを思わせる黒マント、マスク。高貴な生まれ。妹がいて、敵対してしまう相手は白いモビルスーツじゃなくてえーとナイトメアに乗ってる。この先ルルーシュには耐えがたい苦悩と孤独が待っていますが、三分作では新たにラストに付け加えられるストーリーがあるらしいので、それがルルーシュにとって救いのあるものであってほしいと切に願っています… (T ^ T)