散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

博士と彼女のセオリー ☆☆☆☆

Image_5 TOHOシネマズシャンテで「博士と彼女のセオリー」を観てきました。あまりにも有名なスティーブン・ホーキング博士の若き日から最初の奥様との別れまでを綴った作品です。 主役のホーキング博士を演じるエディ・レッドメインは超イケメンなので、なんか妙に美化した感じのメロドラマだと嫌だなーと思っていましたが、杞憂でした。若い人はなかなか取りづらいと思い込んでたアカデミー主演男優賞を受賞したエディはまるで博士が若返ったようななんの違和感もない演技を見せ、なんの抵抗もなく物語の中へ引きずり込んでくれました。最後のシーン、泣いたわー。 ちょっと彼の経歴を見てみたら、超納得。「レ・ミゼラブル」でコリーヌのカレを演じてイケメンぶりもさることながら、周りから浮いちゃうほどの歌唱力を見せつけたり、「ブーリン家の姉妹」せはアン・ブーリンのかわいそうな弟役で全米を泣かせたあの子ね‼️なーるほど。こりゃあ次回作が楽しみだ。 冒頭で描かれるふたりの恋はぎこちなくもみずみずしく、誰もが若い頃に味わった甘酸っぱい体験を思い起こすことでしょう。そのふたりの間は生活(しかも過酷なもの)によって変質していきますが、これも病魔に襲われなくても夫婦でいれば普通に起こることです。たとえ夫が世界的に有名な物理学者でなくとも、たとえホーキング博士の偉大さがうすぼんやりとしか分からなくとも、生きて行く道は皆同じですね。