地震で閉館を余儀なくされていたTOHOシネマズ府中を応援しに、「ツーリスト」を観てきました。
めちゃくちゃ評判悪いですが、アンジーとジョニデが出てるとなるともういいの、内容なんか。美しいヴェニスの風景の中、こんな人いるの？ってくらい美しいアンジーがこれまた素敵なドレスを身に着け、どうだ！きれいなヒップラインでしょう！肉感的な唇からこぼれ出るズラッとそろったパールの歯、これでもか！これでもか！と美しさを見せつける映画なんですよ。いいじゃない！「レストランに神戸牛を味わいに行く」っていう楽しみ方だってあるんだから！アンジーを堪能しましょう。
妻を失ったアメリカ人のフランク(ジョニー・デップ)はヴェニスに向かう列車の中でセレブの超美女エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)に声をかけられ、超一流ホテルのスペシャルスイートに招かれるが、これは計画の一部だった・・・
アクションシーンはヴェニスなのでボートなんですけど、まあこれが間の抜けた今まで見た中で一番スローなアクションでしてびっくりしたのなんのって。そしてせっかくの美しいヴェニスに着いたとき、音楽がショボすぎてこれまたびっくり。これから始まるドラマティックな展開・・・のはずなのになんだか「あれ？いったいどこに着いたの？」的な肩透かし。せっかくヴェニスなんだからさ～マーラーとかさ～・・・ヴィスコンティの「ヴェニスに死す」なんか音楽と映像で感動してトリハダでしたけど～？
ジョニデもフツーのツーリスト役なので「うおっ!かっこよすぎて死にそう( Д) ﾟ ﾟ」・・・ってことはないですね。逃げるシーンなんかもっとスマートにできるだろうに、あえて不恰好に鈍い動作でえっちらおっちらしてるのがなんともコミカルで上手ですよねえ。
ということで、ヴェニスの美しい風景や美しいアンジー、素敵なホテルの内装や窓からの景色を楽しむという「世界の車窓から」的な映画でしたが、その点だけはとてもよかったので大きいサイズのスクリーンで見ることをおすすめします。テレビのサイズじゃ・・・・・ですよ。
