散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

カラフル

335873view001 久しぶりに映画を観ることにしました。「カラフル」です。なんとなくこの画像にひかれて・・・というわけではないんですが。

ある魂が「抽選」に当たり、もう一度生きた身体に「ホームステイ」することに。その身体とは、服薬自殺で命を落とした中学三年生の小林真のものだったが、彼は家庭においても学校においても問題を抱えていた・・・

舞台は二子玉川。ムースを高度医療センターに連れて行ったとき、陽気がよかったので2匹を多摩川の川原に連れて行ったことを思い出しました。

335873view006 生きている楽しさって、たったひとり自分の存在を認めてくれる友達がいることで実感するものなのかもしれないですね。その友達ができるまでの孤独と、後に感じる幸せまでのプロセスが無理なく描かれていて、息子でさえこの年代を軽く過ぎ去ってしまっている私にも主人公に共感することができます。「君は多くの人に支えられて生きていて、また君も人の支えになっている」というセリフが今の私には砂が水を吸い込むように全身に沁みました。

この監督は「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」の監督さんなんですね。人の心に静かに侵食してくるような、恐ろしさと素晴らしさを同時に感じます。特に「カラフル」では背景のリアリティさも手伝い、というか監督の考えたとおりの舞台立ての中で翻弄されたような気分です。

欲を言えば、私らおばさんだけど、真のお母さんみたいな走り方する人いないよ。もっと「人間そのもの」もよく観てほしいな・・・