なぜか我が家では息子が先にＴＶシリーズにハマっていて、「オバサンが変なオトコに引っかかってグジャグジャみんなで言ってるのがおもしろい」と言ってましたが、わたしたちからするとまだそれは「ガールズトーク」というのですが、何か？ 人騒がせな結婚から2年。キャリーは結婚生活の理想と現実に直面し、サマンサは更年期障害と薬で闘う日々、せっかくできた子供だがあまりにも大変な子育てにキレるシャーロット、ムカつく上司にパワハラされるミランダ。さ、閉塞した環境を抜け出すぞ！誘われちゃったことだし、ドバイなんてもう古い！アブダビでおごられまくりの遊びまくりだーーー！！ 結局規模の大きさはあれど私らのストレス解消法は買い物と旅行とおしゃべりっちゅうことかな。でもね、キャリー。ダンナとソファーとテレビはセット価格で売ってるもんなんですよ。
「セックス・アンド・ザ・シティ2」を観てきました。テレビで前作をやっていたので、じゃ2も観てみようかと、まんまと昔ながらの作戦に引っかかったというわけです。
正直これがオシャレなのかよくわからない自分が悲しいですが、それにしても今回ゴージャスでしたね。超ファーストクラスのフライト、一泊220万のホテル、ひとりに一台マイバッハ（はじめて見た）、専用執事、キャメルライド、プールでオージーソーセージ・・・あ、これは違うか。絶対経験できないことを擬似経験できる、これこそ映画。ＳＦと同じレベルです。だいたいあのハイヒール買うことではなくて履くことがムリだ(´・ω・｀)ｼｮﾎﾞｰﾝ
オカネがあってもなくても私たちオンナの悩みは共通。仕事して泣いたり、育児でくじけたり、加齢による体調の変化、ダンナへの不満。それをコメディで笑い飛ばすのはとても楽しく、ストレス発散にはピッタリです。きれいな服、素敵なホテル、イケメン、ちょっとロマンス。欲しいものもりだくさんですよ。セリフもやはり気が利いていて、観客全員でアハハと笑うシーンがたくさんありました。それにペネロペ・クルス！さりげなーく出演してるのにびっくりしました。
ただひとつ言わせていただければ、今回のサマンサはいただけない。というか、設定は失礼でコメディというには悪趣味だ。アラブ諸国でやりたい放題で逮捕されて逆切れというのは、ちょっと笑えない。居心地が悪く、バカにされたような後味の悪さが残ってしまうのは、サマンサの個性をつぶすやり方ではないの？ミランダのセリフでフォローしようとしていたけれど、郷に入っては郷に従え。ある程度の制約の中で笑い飛ばすくらいの懐の深さがほしいです。・・・ってコメディにホンキでムカつくのも大人気ないですが。きれいな夢に嫌いな人が出てきたような気分になりました。
