散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

クローバーフィールド

2 イカルシネマズダイヤモンドシティで「クローバーフィールド」をみてきました。

凍ったり埋まったり横倒しになったり色々映画の中では災難にあっている自由の女神ですが、今回はこんなカンジでちょっと薄気味悪い。

この映画はハンディカメラの映像を使用しているという設定なので、車酔いしやすい人は注意ということでしたが、前にも「ダンス・イン・ザ・ダーク」や「ブレアウィッチ・プロジェクト」でもこうだったので。慣れると平気です。

映画の冒頭、制作会社の名前が出るところで不気味な地鳴りのようなものがあります。話が進んでくると正体がわかりますが、この音が薄気味悪くて、この映画への期待感が高まります。

久しぶりに観たあとに色々調べてしまいたくなるオタクゴコロをくすぐる映画です。観るべし。

3 あまり映画の内容には触れないようプログラムに書いてありますし、実際楽しみも半減してしまうので、あたりさわりのない表現で。

「薄気味悪い」。これがこの映画のキーワードです。怖いとは少し違う、薄気味悪さ。非現実に対面したときに現実を理解できなくて正常な行動がとれない人を見たときの違和感とか、ほんとにこちらの感情を惑わせるのがうまい。

4 そしてこの登場人物らがほとんど無名に近い芸達者どもときています。これがまた映画っぽさを消してて、身近な不安を感じるのです。もしここで有名俳優がヒーローチックに活躍したら、うそっぽいでしょうね。うまいなあ、キャスティング。

5 問題の「アレ」(劇中なんども「アレはなんだ?」という表現が出てくるし、実際名前はないので。)も薄気味悪いんだけど、地上戦にまきこまれるのもまたリアルで不安になります。アレのねらいも、アレの××の正体も、さっぱりわからずまた不安・・・ほんとにうまい。

ただ惜しむべきは翻訳が戸田奈津子だということ。若い女性2人がよりそって「さあ、ここに腰をおろして・・・」って!イマドキこんな口の利き方しないでしょ[E:coldsweats02]一事が万事ですからな。そのへんだけ違和感あり。なんとかしてよ、まったく。

そういえば「インディ・ジョーンズ」の予告編を観ましたが、最近TVで見た時は「あんたホントに教授?」「・・・非常勤だ」という場面で大笑いだったのが映画館の予告では「ときどきな」になってた。「Part time!」と言ってるのでけして間違いじゃないけど、面白さが違うのと、どちらが製作者の意にかなっているのか気になるなあ。