TOHOシネマズ府中で「ライラの冒険 黄金の羅針盤」を観てきました。
ま、これが予定調和ってやつ?でもまあ、楽しめました。ダイモンがかわいいし。ただダイモンって、足元チョロチョロしてたりするけど踏んじゃいそうで邪魔じゃね?
12歳のライラはオックスフォードにあるジョーダン学寮に住んでいます。といっても、ここはパラレルワールド。実際の私たちの世界とは違う世界ですので、皆さん「ダイモン(ディーモンと発音していたような気がするが・・・)」と呼ばれる魂の片割れを連れています。そしてライラは孤児にもかかわらずお嬢様教育をされています。うん、なかなかかわいい。
生意気でうそつき、向こう見ず。かんしゃく持ちで命令されるのが大嫌い。私の娘にはしたくないタイプ。少しは言うこときけよ。・・・というタイプの子でも主役をはれるってのがこの映画のミソらしい。しかし、この手の物語って、必ず「予言によって選ばれし子」なんだよねー。ワンパターン。
セレブのコールター夫人がライラを引き取りたいと申し出てから、ライラの運命が大きく動き出します。
みよ、このプロポーション!CGかと思った。クールビューティー・ニコール・キッドマン参上!ダイモンは金の猿。吉祥寺にある和食の店・・・じゃないよ。
ストーリーはアレなんですが、こういう構図がおもしろいのです。古い町並みにモダンな機械。でももとが飛行船だったり、馬車で御者が後ろに立ってたり、とてもセンスがいい。
この映画は3部構成になっていて、今回はその1なんだそうです。「ナルニア国物語」もそうなんですが、なんで映像にしてしまうとこんなに単純なものになってしまうのか?謎です。
叔父はダニエル・クレイヴ、ダイモンの声は天才子役フレディ・ハイモア、他にもクリストファー・リーやエヴァ・グリーン、声の出演だけでもイアン・マッケラン、キャシー・ベイツと信じられないようなキャスティング!ニコール・キッドマンだって全力投球だし、なんでこうなるの?
・・・と文句ばっかたれてますが、自分の思ったとおりに行かない人生、せめて物語だけでも波乱万丈の末勝利を勝ち取ることができたっていいじゃない?ということでしょうか。観たにやーな気分にならないのは請け負いますよ。