散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

リトル・チルドレン

1 渋谷ル・シネマで「リトル・チルドレン」を観ました。ル・シネマの会員になってるので、インターネットでシート予約できます。とっても便利なんですが知ってる人が少ないらしく、指定をとったのは土曜の昼間に私だけ。指定席は白いシートカバーをかけておいてくれるので、目立ちまくりもいいとこです。

今日は東京は今年最高気温。午前中は病院に薬を取りに行き、その足で渋谷に行き、カフェでコーヒーを飲んで15分ほど前に行って席のあるありがたさ。ここで「エトワール」を観たときは朝から外に並ばされ、1回目の上映は売り切れ、2回目の変な席で観なければならなかったことを考えると、悪目立ちしてることなんかヘでもないですね。

しかしそこまでして観にいったのに・・・フツーの勘違い主婦のフツーの不倫映画でした。超がっかりだよ!

2 相手役がかっこよくないのが萌えない理由なのか?ほんとにアホみたいに普通の話です。群像劇に近い形なんでしょうか。「マグノリア」とかも観ましたが群像劇苦手。集中力ないので、小島よしおみたいにそんなの関係ねえ!と怒鳴ってしまいそうになります。

ケイト・ウィンシュレットは「私はあなたたちとは違うの。英文学で修士号も取ってるし、自分の素晴らしい世界を持ってるのよ。才能があるの。こんなとこであなた達みたいな低俗な主婦や話の通じない子供と子育てごっこしてるのなんかほんっとにバカみたい」と思ってるダンナと上手くいってない主婦。後ろの頭の長い男性は司法試験に2浪中の専業主夫で、働いてる奥さんに引け目を感じる生活カツカツのオトコ。奥さんの実家がお金持ちで、お義母様が不倫のお目付け役に来たりする。

しかし不倫してた人を何人も見たことあるけど、なんでみんな一様に周囲にバレてないと思ってんだろう?市民プールに2人で子供つれてるとはいえ行きまくってたら、近所の奥様方の餌食ですよ?私はずっと子供を保育園に預けて働いてたので公園デビューってしたことないけど、面白そうだなとちょっとうらやましかった。子供が幼稚園に行ったらちょっとみんなでうちに遊びに行っておしゃべりとかランチしたり、習い事したり(イトコがパッチワークやってた)、楽しそうだなあと。小学校のPTAとかでも、そのときの友達同士って仲良くて、保育園組は苦労しました。

自分の生活に不満があって閉塞感を感じ、その反動で極端な行動をしてしまう人が沢山出てきます。ストレスあったら何してもいいのか?と少しシラける設定です。別にオンナは結婚したら子供の幸せだけを考えて生きなければとはまったく思ってないけど、ある程度周囲と折り合いをつけて生きてくのがオトナということで、そういう意味で皆わがままな「」小さなコドモ」ということなのでしょう。浅い。

3 ジェニファー・コネリーです。アカデミー賞女優2人も使ってこの程度の映画ではいかん。まるで私が紀伊国屋で全部食材を買ってつくるフレンチのようだ・・・食べられるけどもったいない。

むしろこの映画での衝撃は変態のロニー役の人が「がんばれ!ベアーズ」の不良少年ケニーだったことだ。見事な変態っぷりです。

あと衝撃的だったのは、エンドロールのとき、暗い中帰ろうとしたご夫人が段差でつまづき、ものすごい音を立てて転倒したことだろうか。ル・シネマは段差が小さいので、かえって危ない。