TOHOシネマズ府中で「インフェルノ」を観てきました。
数々の謎を解き明かしてきた宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)が、人類滅亡の恐ろしい計画を企てている生化学者ゾブリストが詩人ダンテの叙事詩「神曲」<地獄篇(インフェルノ)>に隠した暗号の謎に挑む。(公式HPより)
ベアトリーチェちゃんと行く地獄ツアーwith特別添乗員ダンテ的な地獄篇ですが、ダンテってコワーイ[E:shock]ベアトリーチェちゃんとは面識なくて勝手に見て結婚もせんとずーっと思い続けるなんてちょっとねえ。でもそのリビドーが彼を突き動かしたのかものすごい著作ですよね、神曲って。いつも読もうと思っても挫折するわあ・・・
イタリアに行ってもちろんフィレンツェとベネツィアに行ったので、原作を読んだ時からもう映画が完成するのが楽しみで楽しみで、やっとこの日を迎えたのですが、まあはっきり言って前作より謎解きが少なくてアクション成分多め。あの頭をフル回転してやっとついていける感じの脳の疾走感が大好きなんですが。でももちろんフィレンツェとベネツィアの景色は楽しめました。歩いたところが映画で見れるって楽しいな。
フィレンツェのドゥオモ、シニョーリア広場、ベッキオ宮、ピッティ宮、ウフィツィ美術館。ベネツィアでのドゥカーレ宮、サンマルコ寺院・・・ベタな観光名所だけど楽しかったなあ。そこをトム・ハンクスが走ってると思うと感無量です。
しかしラストが原作と違っててちょっとびっくり。あの終わり方だからより一層驚くんだけどなあと思ったけど、映画にするにはあまりにもだったのか。
エリザベス・シンスキーの設定もあんなんだったっけ?もっとすごい白髪でモトカノとかじゃなかったような気がするけどなあ・・・だいぶ忘れてるなあ・・・
原作本は文庫がすぐに売り出されたので買ったけどまあ重たいしかさばるし、なのにあっという間に読み切ってしまいものすごく歩留まりが悪いというか。前作はハードカバーだったのでさらに高価だったし読むのに重くて大変でした。でも次回もやっぱり買っちゃうでしょう。この世界中を飛び回る(逃げ回る?)快感が忘れられないから。