散歩好き

井の頭公園で犬とまったり。

名探偵コナン 純黒の悪夢(じゅんこくのナイトメア) ☆☆☆☆☆

Image イオンシネマ武蔵村山で「名探偵コナン 純黒の悪夢」を見てきました。やっぱゴールドシートはゆったり観られてイイね[E:good] 警察庁に侵入者があり、極秘資料にアクセスされた。その資料は多くの人の命に関わるものだったが… 名探偵コナンシリーズも今回で20作目。そっかあ、あれからもう20年か…月日が経つのは早いものじゃのう…毎年GWの楽しみのひとつとなっているこのシリーズ、1作目は映画館には行かなかったのですが、2作目からは保育園児だった息子を連れて行き、息子が一緒に行かなくなってからも夫婦で映画館で観るお約束。時としてビミョーな空気になることもありますが、今作品はその中でも傑作と言っていいでしょう。何故なら、19年目にして初めて泣いたからです。トシとって涙脆くなったせいじゃないと思いますよ❓ 「記憶じゃない、思い出さ。」。゜゜(´□`。)°゜。ワーン!! 以下ネタバレに繋がるのでご注意下さい。 Image_2 ええトシこいてアニメ観て泣いてんじゃねえよ、というご意見はシカトさせていただくとして、今作本当に感動しました。 見たものを全て記憶してしまう機械のような女は恐怖によって支配され生きてきたのでその他の生き方は知らずにいました。それを記憶を失い初期化された状態で元太達に心を解きほぐされ自分の本当に生きていきたい道を朧げながらつかみかけ、記憶が戻ったのちもその心のままに行動する…これが陳腐な言葉だけれど「幸せ」の実態ではないでしょうか。 大切に思う人がいる。それは家族、恋人、友人かもしれません。 その人のために何かしてあげたいと思う。 そのためには自分だけの幸せを考えてはいられない。 彼女は組織の人間であるが故に人知れず死んで行きますが、その死は決して不幸なものではない、彼女が幸せのうちに死んでいったと焼けて潰れたマスコットがコナン達に教えてくれました…。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。 ところで感動もさることながら、アクションもすごいのです。スペクタクルと言ってもいい。アニメーションの持つポテンシャルを充分に発揮したすばらしいアクションです。 近年の傾向として前半と後半の2部仕立てになっているものが多いように思われますが、今作のストーリーでは一貫性が強く、しかも(ここ大事ですが)テーマが「殺人事件の捜査」ではなくインテリジェンスものであるということで本格的な「スパイ映画」の体を成しているのです。 冒頭犯人がコンタクトレンズを落としていくので、最近記事で読んだソニーの開発で実用化に向けて生産に入ったというコンタクトレンズ型ビデオカメラかと思いましたが違ってましたね。脳に入っちゃうんじゃあどうしようもない。でもこのレンズがあれば「for your eyes only」とか言ってられませんね。 まあそこで活躍の期待されたジョディ先生達の影が薄かったのは非常に残念ですが、アクションにはうってつけのキャラクター・秀と安室がコナンと組んでスパイダーマン並みのアクションシーンを展開❗️手のひらが汗でビショビショですよ[E:coldsweats02]今回蘭とのいちゃいちゃが少ない分、真の太いスパイアクション映画に仕上がっていると思います。シルバーブレット炸裂ですよ超かっこいい[E:lovely] 蛇足ですが「シルバーブレット」というカクテルがあって、それはなんとジンベースなのですよ。このシリーズにおけるシルバーブレットは2つの意味があり、急所を撃ち抜く赤井秀一の弾丸であり、また組織を壊滅させる可能性を持つコナンの存在そのものでもありますが、そこまで計算に入れてたとすれば恐るべし青山剛昌。ちなみにウォッカベースにしてレモンをライムにするとタワーリヒチというカクテルになり、ロシア語で意味は「同志」…コードネーム・ウォッカが将来的にコナン側に転ぶとか⁉️でも大昔のアメリカのスラングに「ライム野郎」というのがあって、イギリス人のことなんだって。ちゅうと、ウォッカとイギリス人の組み合わせは要注意だったりして。…まさかね。 映画が終わりトイレで並んでいると小さなお嬢さんが「ママ面白かったね〜‼️」とニッコニコだったところからすると、お子さん達にも十分理解できたようですね、よかったよかった。いやむしろ、子供にかこつけた親御さん達に向けて作られた作品なのかもよ。20年っていったらもうオトナだもんね(^_−)−☆