しかし大人の女はいろいろ忙しいもの。1人は子供の運動会が終わってから夕方福島へ。一人は一仕事終えてから夕方合流、残る私たち3人はお昼頃福島へ到着ということに。
せっかくなので美味しいもの食べたいね〜、とあるお店を目指して行きましたが…シャッター降りてる…気を取り直して行き道で見かけたお店に入ってみました。ZUPPAさんです。
入店してみると大繁盛のお店らしく、入れ替わり立ち替わりでお客様が絶えません。そして出てくるのが早いこと！その上美味い(°_°)！しかも安い！これで温かいパンと飲み物が付いて600円！
西口に渡ってコラッセ福島にある観光物産館へ。
ゆるキャラさんがお出迎えしてくれました。
2Fには産業交流プラザがあり、福島の地場産業を見学出来るのですが、そこにあった放射能の状況を表した模型。地形によって状況が違うのがわかります。
線量計なども展示していて改めて現実が身に迫る。
12Fは展望デッキになっていて、誰でも利用できます。ここでしばらくおしゃべりでもするかい…と緑の多い目に優しい景色を眺めながらくつろいでいたら…地震((((；ﾟДﾟ))))!
後でNHKFM聞いたら震度4だったのですがさすがに高層階は揺れる！ゴガガ！と揺れた後、円を描くようにぐるんぐるん大きく床が振れました。そして長い…のだが、みんな落ち着いたもので着席したまま「これは大きいね〜」なんて言ってましたので、私たちも落ち着いて座っていられました。 夕方には恩師のおられる修道院でミサが行われるということなので、出席させていただきました。ミサ久しぶり。こういう静かに何かの為にお祈りする時間って、貴重です。 最後に中高生時代によく歌っていた賛美歌が歌われ、意外に全部歌えることにびっくり。若いときの記憶ってやっぱすごいですな〜。
ミサのあとは軽い茶話会。先生の手作りのケーキをいただきながら、お庭にオオデマリやバラが咲いていたのでのんきに「きれいだねえ〜」なんて眺めていたら、先生が「ここも全部除染したのよ。あそこにあるのが土を剥ぎ取ったものにビニールを被せたものよ…」
福島から原発までおよそ50km。のんきな私は世界的に有名になっていた「フクシマ」は10km位の制限のある部分というイメージで、福島市はそこまで深刻ではないと勝手に考えていたのです。
街のあちこちでみる線量計。除染の跡。崩れかけたままの家(電気がついていたので人が住んでいるらしい)。入学志望者が減ってしまった先生の学校。地震に慣れた人達。２年も経っているのに、私たちの住んでいる所との乖離は一向に縮まっていない…茶話会の後に先生が見せて下さった画像を見ながら自分のあまりの不見識にただただ恥いるのみ…。
ドーンと落ち込んだ後は先生を囲んで飲み会。修道女でもある先生と飲むなんて、こんな日が来るとは学生時代には想像だにしなかったなあ!しかも先生がお酒めっちゃお強いなんて、衝撃的すぎる。
途中店員さんがこぼした飲み物をザバーッと浴びてしまうという(多少話をもってある)大ハプニングはあったものの、およそ１５年ぶりに全員揃った仲良しメンバーは先生とともに大いに盛り上がり、飲み会が終わった後もホテルの部屋に集まってしゃべり尽くしたのでした。
明日に続く！
