終戦直後。ある小さな紙漉きの村で、小学校の教頭かげ子(倍賞美津子)は卒業生の大津(板倉俊之)からニセ札作りに誘われる。スタッフも揃い、資金も集めるが計画は意外な方向に・・・
それにしても惜しい!非常に惜しい!何が惜しいって、最高に面白くてテンポもいいのに、観ててシロウト臭いとはこのことかと。カメラワークに凝ったら失敗してるし、意味ないカットとか、手ブレで撮ってみたりとか・・・凝ればいいってもんじゃないでしょ。せっかく面白い素材なんだから、淡々と撮ればよかった。
そして、これは決定的なんですが落としどころが弱い。特に重要な裁判のシーンで決定的なセリフ言うかな~?と思ってたらえ?これ?で終わっちゃった。ここで気の利いたセリフ一言でバーンと決めて欲しかったんだけど、いや、決めたらしいんだけど、すべってます。これは脚本の問題なのかな。
その上、出演女優(倍賞美津子ではない。念のため。)にテをつけるってどうゆうことやねん?キム兄、やるもんだねえ。映画もがんばってね。